11日、韓国のソウルと江原道・春川を結ぶ急行列車「ITX青春」が無賃乗車の客の増加に悩まされており、無賃乗車の常習犯まで出ている。写真はITX青春の停車駅から近い春川市・南怡島。

写真拡大

2016年4月11日、韓国メディア・韓国経済はこのほど、ソウルと江原道・春川を結ぶ急行列車「ITX青春」が無賃乗車の客の増加に悩まされていると伝えた。無賃乗車による年間の損失は4億6000万ウォン(約4300万円)に上る。

ITX青春号は12年に運行を開始した韓国初の2階建て急行列車。ソウル市内からドラマ「冬のソナタ」の舞台として知られる春川までを約1時間で結び、緑豊かな沿線の風景を楽しみながらの日帰り観光にはうってつけだ。しかしこの列車、駅改札で乗車券確認を行わないシステムが災いしてか、切符を買わずに乗車する客が後を絶たず、乗務員の間では「最悪の列車」として悪名を高めてしまっている。

車内の検札方法にも問題がありそうだ。切符は指定席のほか自由席・立ち席があるが、平日朝には通勤客が、週末には行楽客が事前予約なしに押し寄せ車内が混雑する中、8両(うち2両は2階建て)編成の列車に検札係はたった1人。最も乗客の多い区間を走る約40分ですべての車両を回ることは不可能だという。それでも平日には1編成で20〜50人の無賃乗車が発覚するが、乗務員は「すべてを検札すれば100人近くになるだろう」と語る。

取り締まりの難しさを悪用する「常習犯」もいる。この列車で大学に通う20代の乗客は「ソウル市内は事実上無料の列車。それ以外の区間でも、乗務員が乗る車両からなるべく遠い車両に乗れば引っ掛からない」と、タダ乗りのノウハウを語った。

これについて、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「後進国と後進国民。棒でたたき直すべし」
「そもそも改札がないのがいけない。こうなるに決まってる」
「駅にちゃんと改札を設置しよう。韓国の未開な国民性にはまだ無理だったんだ」
「中国のことを一つも悪く言えない」

「お金を出して乗る人がばかみたいだ」
「韓国が先進国になるにはまだまだ。人の心自体が先進マインドに程遠い」
「お金がないとプライドもなくなるのかな」
「良識のない人が多すぎる。これで国家の発展なんてあったもんじゃないよ」

「常習犯の大学生はひどいな。そんなことを言いながら何でも政府のせいにする」
「こういう人たちが別の意味での『ヘル朝鮮』をつくっている」
「人は貧しいと品性まで駄目になる。ドラマではお金持ちが悪者になるけど、現実は正反対だ」(翻訳・編集/吉金)