「ものもらいになった時にやること」BEST3と正しい対処法

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“ものもらい”の正式名称は、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)。各地では色々な呼び方をされ、めばちこ、めいぼ、めもらい……などと呼ばれています。

ものもらいは、細菌感染することによってまぶたが赤く腫れ、痛みや熱などをともなう目の病気。目が腫れて目立つことから、「できれば早く治したい!」と思いますよね?

そこで今回は男女500名に、「自分でやってみたところ、“ものもらい”の症状が和らいだテクニック」をアンケートで聞いてみました(複数回答)。こちらのランキングの解説と共に、ものもらいの正しいケアについてもご紹介します。

 

■3位:自分で膿をだす(NG)

10.4%の方が選び、3位となったのが“自分で膿をだす”……ですが、これはできれば止めておいたほうが無難かも……!?

ものもらいにかかる原因の一つとして挙げられるのが、食中毒の原因菌でもある“黄色ブドウ球菌”の感染です。この細菌は、健康な人でも鼻の穴のすぐ内側などに付着している “常在菌” 。免疫力が低下していると、感染しやすくなると言われています。

つまり、鼻を触るだけでも黄色ブドウ球菌が手についている可能性大。その手で、患部をいじってしまうと、症状を悪化させてしまうこともあります。

自分で膿をだそうとするのは、極力控えましょう!

 

■2位:目を洗う(OK)

12.8%の方が選び、2位となったのが、“目を洗う”です。

細菌は、汚れや皮脂をエサにして増殖するといいますので、目元を清潔な状態にするのはGOODな対応といえそうです。

繰り返しになりますが、手には、ものもらいの原因菌である黄色ブドウ球菌がついている可能性が高いです。目を洗う前には、必ず手を石けんでよく洗ってくださいね。

手を洗ったのち、目を洗う際はゴシゴシ洗わず、そっとやさしく洗うようにしましょう。

 

■1位:目薬をさす(OK)

27.2%の方が選び、堂々の1位となったのが、“目薬をさす”でした!

目薬をさすといっても、市販薬か、眼科で処方されたものか……の2パターンにわかれることと思います。

市販薬を購入する場合は、登録販売者にしっかり説明した上で、自分の症状と合うものを選んでもらうようにしてくださいね。ただし、抗生物質は医師の処方がないともらえませんので、ドラッグストア等では買えない点をふまえておきましょう。

もう一つの注意点としては、ものもらいだと思っていても、結膜炎など別の眼病だったというケースもあります。やはり、眼科で処方されたものを使うのが、一番安心ですね。

 

■番外編:目をあたためるのはNG!

3位以下のランキングも参考までに見ていきましょう。

4位・・・目を冷やす・氷をあてる(9.4%)

5位・・・ホウ酸水でまめに消毒する(8.8%)

6位・・・寝る(8.2%)

6位「寝る」は、前述のとおり免疫力が低下すると感染しやすくなりますので、自己免疫力を回復させるためにも、よく寝ることは回復させるよい方法であるといえます。

5位は、昔から伝わる民間療法で、眼科に行く時間がなかったり、市販薬が合わなかったりする等のケースでよよく行われている方法。ホウ酸水の作り方は、お水100ccにつきホウ酸1gの割合で溶かすだけ。そのお水にガーゼを浸し、軽く絞ってからまぶたに当て、消毒をします。この方法が合っている方は、数日でものもらいが治ることもあるそうです。

ただし、これはあくまでも民間療法であり、効果や安全性が保証されているわけではありません。この方法を実践する場合は自己責任ということですね。

4位は、炎症が起き、“熱っぽさ”を感じることから、「冷やして症状を緩和させよう!」ということですよね。ここで注意したいのが、患部を冷やす際のタオルを繰り返し使わないこと。タオルに細菌が繁殖し、それを何度も使うと、症状を悪化させてしまう恐れがあります。

また、冷やすのではなく温めるのも逆効果。温めると、かえって細菌の繁殖を活発にさせてしまうようです!

 

■ものもらいの正しいケア

3位の“自分で膿をだす”方法以外は、自分で行うケアとしては有効な方法といえそうですが、女性のための医学事典『ウィメンズ・メディカ』も参考にしながら、ものもらいの正しいケアについて、最後にポイント3つをまとめます。

(1)出ている症状が“ものもらい”なのか、眼科で確定してもらうことが大切

ものもらいではなく、結膜炎や霰粒腫(さんりゅうしゅ)など、別の眼病の場合があるため。

(2)“抗生物質”の点眼や内服で治療する

症状を自己判断して市販薬を買うと、症状と合わず、治りにくいor治らないということも。また、抗生物質は医師の処方がないともらえません。そういった意味でも、眼科へかかることをおすすめします。

(3)痛みが強いときは、切開して膿をだし、抗生物質の内服や点眼、眼軟膏(がんなんこう)で治療する

あまりにも痛みが強いときは放置せず、すぐに眼科の先生に相談しましょう。

 

以上、ものもらいの緩和ケアランキングと正しいケア法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

なお、糖尿病などの免疫力が低下する病気があると、ものもらいに感染しやすくなるそうです。頻繁にものもらいになりやすいという方は、別の病気もひそんでいる恐れがありますので、全身の検査を行ってもらうようにしてくださいね。

(ライター 大宮つる)

 

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【参考】

※ 井口登美子(2003)『ウィメンズ・メディカ 女性の〈からだと心〉安心医学』(小学館)

 

【画像】

※ ARZTSAMUI / Shutterstock