日本を代表する画家120名が描く四季の草花!芝の増上寺で「大広間天井絵特別公開」

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お寺や神社などでよく見かける、正方形の格子に組んだ天井のことを「格天井(ごうてんじょう)」と呼ぶことを知っていた? この格天井の1枚1枚に、美しい日本画の描かれた天井絵のある大広間が期間限定で公開されるそう。

芝公園にある「増上寺」では、2016年4月15日(金)から17日(日)まで、本堂となる「大殿(だいでん)」のそばにある「光摂殿(こうしょうでん)」で「増上寺光摂殿 大広間天井絵特別公開」を開催。

「光摂殿」は、「心を洗い、未来をひらき、生きる力を育てる」道場として、2000年(平成12年)に建設された新しい施設。3階にある108畳敷きの大広間には、小倉遊亀(おぐらゆき)や上村 松篁(うえむら しょうこう)といった日本を代表する日本画家120名による四季折々の草花が描かれている。

「絵のテーマは『極楽に咲く草花』で、1997年(平成9年)から約3年の制作期間を経て完成しました。この天井絵を見ることで、修行に励む僧侶たちは極楽浄土を体感できるようになっています。通常は非公開となっている場所ですので、この機会にご覧いただいて、極楽浄土のイメージを膨らませてください」と、参拝部参拝課の吉田課長。

大広間の正面には、江戸琳派の流れを継承する岡信孝画伯の襖絵「清香天華図(せいこうてんげず)」があり、こちらも見ごたえ十分。4枚の襖に春・夏・秋の情景を描き、描かれていない冬は想像させるという粋で洗練された作品に仕上がっているとか。

また、今回は、出入り口にある杉の戸に描かれた「杉戸絵」や、いつもは別の場所にある「屏風絵」も大広間で特別公開される。杉戸絵は独自の水墨画で注目を集める下保昭(かほあきら)画伯の「厳峰日月(げんぽうにちげつ)」、屏風絵は花鳥画を得意とする上村 淳之(うえむら あつし)画伯の「四季を詩(うた)う」。天井絵と一緒に、四季の風景を鑑賞できる。

これほど多くの著名な日本画家の作品が一度に見られる天井絵は、ほかにないそう。春のこの時期だけの特別公開で、ひとときの極楽体験を楽しんで。