末期がんを宣告された患者にとって、最期を過ごす場所は自宅か病院か――。筑波大と神戸大の研究チームが実施した調査で、興味深い結果が2016年4月7日までにまとめられた。

チームは、緩和ケアを行う国内の58医療機関で、在宅や病棟でのケアを受けたがん患者2069人について、2012年9月から約1年半調査した。その結果、初回診察時に余命が「14日以内」とされたグループの平均生存期間は、在宅患者が13日だったのに対して入院患者が9日、また「15〜55日」とされたグループでも、在宅患者が36日で入院患者が29日と、いずれも在宅患者の方が長かった。「56日以上」のケースでは、統計的には差がなかった。