米大リーグが開幕し、開幕ロースター25人枠に日本人選手と韓国人選手が8人ずつ名を連ねた。日本人選手は投手が目立ち、韓国人選手は大半が野手。日韓両国で投打を分業した格好だ。資料写真。

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2016年4月9日、米大リーグ(MLB)が3日(現地時間)、開幕した。今季の開幕ロースター25人枠(故障者リストの選手を含む)に名を連ねた日韓両国の選手は8人ずつ。日本人選手で投手が目立つ一方、韓国人選手は大半が野手。日韓両国で投打を分業している。

MLBなどによると、日本人8人の内訳は先発組の田中将大(ヤンキース)、岩隈久志(マリナーズ)、前田健太(ドジャース)、ダルビッシュ有(レンジャーズ)とリリーフ役の上原浩治、田沢純一(いずれもレッドソックス)の投手6人と外野手のイチロー(マーリンズ)、青木宣親(マリナーズ)の2人。「投高打低」だ。

2年連続で開幕投手を務めた田中に勝ち負けは付かなかった。昨年、右肘を手術したダルビッシュは故障者リスト(DL)に入っているが、シーズン序盤の戦列復帰を目指している。マイナー契約の川崎宗則(カブス)は、すぐに昇格できる40人枠には残り、8日にメジャー入りをつかんだ。

韓国人選手は、野手が秋信守(レンジャーズ)、朴炳鎬(ツインズ)、李大浩(マリナーズ)、崔志萬(エンゼルス)、金賢洙(オリオールズ)、姜正浩(パイレーツ、DL))と8人中6人を占めた。投手は呉昇桓(カージナルス)と柳賢振(ドジャース、DL)の2人だけ。こちらは「打高投低」だ。日本が投手を中心に組み立てる「守りの野球」なのに対し、韓国は豪快にバットを振る「攻めの野球」が特徴。MLB組にも、その傾向がくっきり反映している。

韓国勢8人のうち、ソフトバンクの中心打者だった李大浩、阪神でクローザーとして活躍した呉昇桓ら5人は今季MLBに初挑戦した。日本勢は前田1人とさびしいが、デビュー戦を白星で飾った上にホームランを放ち、「打」でも存在感を示した。

近い将来、MLB入りが確実視される日本ハムの大谷翔平は「投打二刀流」。投手の登板間隔が日本と比べて短い米国で二刀流は難しいといわれる。海を渡るとき、どちらを選ぶのだろうか。

ちなみに、開幕ロースターに登録された864選手のうち、27.5%の238人が米国以外の出身。18カ国・地域に及び、ドミニカ共和国82人、ベネズエラ63人、キューバ23人などの順で、日韓の8人は6位だった。(編集/日向)