1人で悩んでいる女性に知ってほしい、3つの「うつ」の特徴と対処法

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ストレスの多い現代社会では“うつ症状”や“うつ病”に悩まされる方が増えています。生理によるうつ症状などもあり、女性の心の悩みは様々です。

今回は、薬剤師である筆者が3つの“うつ”の特徴と、その対処法をお伝えします。

■タイプ1:「うつ病」とは

うつ病の人は、午前中が最も調子が悪いと言われています。寝つきが悪く、早朝に目覚めてしまう不眠になりやすいのが特徴です。また、うつ病の初期症状としては、食欲・性欲の低下、体重減少があげられます。

集中力が低下しボーッとして、今まで出来ていたことができなくなり、このことに焦って余計に気分が落ち込みやすく。

頑張りすぎることが主な原因で陥る病気なので、とにかくゆっくりと体を休め、休養をとることが必要です。

■タイプ2:うつ病とは違う?「うつ症状」とは

うつ症状は、うつ病とは違い夕方から夜にかけて具合が悪くなることが多いといわれています。こちらも睡眠に障害が現れ、いくら寝ても寝たりないという“過眠”になる傾向にあります。

イライラや不安感から集中力が散漫になっていき、過食傾向で体重が増加、性欲が高まることもあります。

ただ、好きなことには元気が出る、というのがうつ症状の特徴。

「死にたい」と訴える人が多いといううつ症状の場合、本当に死にたいのではなく「死ぬほどつらい」という周囲へのSOSを発しているのです。

まずは、決まった時間に起きて会社に行く、その日の課題をやりとげるなど、つらくても“少し頑張る”ことを続けることが大切です。

■タイプ3:女性特有の「生理うつ症状」とは

時々「生理痛はないけれど、心や気持ちの乱れがある」という相談をされることがあります。

女性ホルモンには、“エストロゲン”と“プロゲステロン”という2種類のホルモンがあり、正常な生理周期でもこれらのホルモンの分泌には多少のバランスがあります。

エストロゲンとプロゲステロンが入れ替わり、プロゲステロンの分泌が増える排卵後から、2つの女性ホルモン分泌が低い状態の生理のときに、生理うつ症状は起こりやすくなります。

体の不調がない方でも、女性ホルモンの影響によって心が乱れてしまうことも。彼氏や旦那さんがいるのなら、自分の生理周期で起きる変化を事前に伝えてあげてください。

事前にわかっているだけで、あなたのことを想って優しい言葉をかけてくれるはずですよ。

■生理うつ症状による「心の乱れ」の対処法

(1)話を聞いてもらう

あなたの状況をわかってくれて、話を否定せず聞いてくれる友人に頼るといいでしょう。つらい状況を包み隠さず話して、気持ちをスッキリさせましょう。

(2)幸せホルモン「セロトニン」を増やす

幸せホルモンと呼ばれる物質“セロトニン”を積極的に摂り入れることで、症状を緩和させることができます。セロトニンは、植物性たんぱく質に多く含まれるので、大豆食品やナッツ類を摂ることがオススメです。

(3)ハーブティーでリラックス

パッションフラワーやジャスミンのハーブティーには、心を鎮めてくれる作用があるので、不眠やうつのときによく使われます。ラベンダーやゼラニウムのような柑橘系の香りも、リラックス効果があり有効です。

まずは、あなたの“うつ”は、いつ、どんな症状が出るのかをハッキリさせましょう。

もし本当に苦しいという場合には、心理カウンセラーなどの専門家にお悩みを聞いてもらってくださいね。気持ちが楽になるはずです。

【筆者略歴】

宮本知明 ・・・ 薬剤師×植物療法士。病院薬剤師を経て「薬と共存しない生活」の念いからホリスティックな健康観と出逢う。現在は、統合医療の知識をもった「ホリスティックな健康観を持つ女性」を育成する活動をしている。

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※ tycoon / PIXTA