マスターズ 2日目◇8日◇オーガスタナショナル・ゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)>
 海外男子メジャー初戦「マスターズ」は第2ラウンドを終了。昨年の伸ばし合いから一転して厳しい表情を見せたオーガスタに多くの選手が苦しむ中、1アンダーの13位タイからスタートした松山英樹は5バーディ・5ボギーの“72”でトータル1アンダーをキープしてホールアウトした。首位のジョーダン・スピース(米国)とは3打差の5位タイに浮上して日本人初のメジャー制覇へ向けての決勝ラウンドを迎える。
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 「7番くらいから良くなった」と不満を抱えていたショットに光明を見出したのは中盤に入ってからだった。前日はホールアウト後に練習場で1時間に渡って打ち込み、「良くなったかなと思ったけど、1日寝たら忘れますよね」と序盤はショットの乱れに苦しんだ。1番でセカンドをグリーン左に外してボギーを叩くと、5番、6番でもショットの微妙なズレから連続ボギーをたたいて一時は2オーバーまでスコアを落とした。
 だが、その7番で右から3ヤードに切られたピンを攻めてバーディを奪取。さらに、強烈なアゲインストが吹きつけた8番パー5もバーディを奪って巻き返しをスタートさせた。アーメンコーナー入り口の11番ではボギーを叩くも、続く12番では6メートルのパットがフチを一周してカップインするバーディを奪取。これには「外れたと思ったら入ってくれた」と珍しくしゃがみ込むように大きなリアクションを見せた。
 これで勢いづくと続く13番、14番と3連続バーディとして上位に迫るバウンスバック。最終18番のボギーには「2打差で終われればと思ったけど…上手くいかないですね」と首をひねったものの、オーバーパーからの驚異的な粘りがエリートフィールドで光った。
 首位と3打差の5位タイ。5打差の13位タイだった初日から確実に頂点に近づいたものの、それを問われた松山のコメントは「悪くはないと思う」と初日と変わらないものだった。まだ、あくまでも予選ラウンド2日間が終わっただけ。本当の勝負は週末と言わんばかりに表情を引き締めた松山。初のメジャー制覇へ「明日が重要になる」と力を込めた。
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