子どものお小遣いの正解ってなに?

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みなさんはお子さんへのお小遣いはどうしていますか。毎月決まった額をあげる家庭もあれば、勉強やお手伝いをしたときにあげる家庭もあると思います。心理学的には、前者が良しと言えるでしょう。その根拠がアンダーマイニング効果です。

■ アンダーマイニング効果とは

◎ 内的動機と外的動機

アンダーマイニング効果とは、内的動機付けられた行為に対して報酬をあたえるなどして外的動機付けを行うと、やる気が減少してしまう、という心理現象です。つまり、「やりたい」という気持ちがあってやっていたのに、そのことに対してお小遣いをあげてしまったら、やっていた行為が「お小遣い」と強く結びついてしまい、「やりたい」という動機と引き離されてしまうのです。というのも、やる気には内的動機と外的動機があります。これらは両立できるものではなく、どちらかが強くなると、もう一方は弱まると思ってください。もちろん技術習得や、パフォーマンスのアップのために重要なのは内的動機です。スポーツ選手なんかも、みんな内的動機付けによる練習により、洗練された技術を身につけています。

◎ 勉強に置き換えると

たとえば、数学にハマってそこそこ楽しんで問題を解いているお子さんがいたとします。そこに酔っ払って良い気分になって帰ってきたお父さんが「お、勉強やってて偉いなー。お小遣いをやろう」なんてお小遣いをあげてしまったら、勉強が「外的動機」による行為になってしまいます。そうなると、せっかくあった内的動機が外的動機に負けて、今までお金をもらわずに勉強していたのがバカらしくなり、お金をもらわないと勉強しないお子さんになってしまうのです。他にも「テストで〇〇点取ったらお小遣い」なんかも言語道断です。

■ お小遣いは定期的に

結論としては、お小遣いは何かに対しての報酬としてあげるべきではありません。とはいえ子供にも社会がありますので、ある程度のお金は必要です。報酬としてではなく、定期的に渡すのが無難でしょう。

(著:nanapiユーザー・とおるちゃん 編集:nanapi編集部)