<南シナ海問題>「太平島は島」  台湾法学者の主張に米シンクタンクが注目

写真拡大

(ワシントン 8日 中央社)中華民国国際法学会の李念祖理事長、王冠雄理事らが先月下旬に、常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)に提出した、南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島の太平島が「島」である根拠などを示した意見書が、米シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)のアジア海洋透明性イニシアチブ(AMTI)の関心を引いた。

南シナ海の領有権をめぐっては、フィリピンが2013年に中国大陸を相手取って同裁判所に仲裁手続きを申し立てており、太平島に関しては「島ではなく岩礁だ」と訴えている。

李氏と王氏は学会で南シナ海の主権問題を専門に扱うグループのメンバー。AMTIはこのほど、李氏らに対してインタビューを行い、その音声ファイルをウェブサイトに掲載した。

両氏はインタビューの中で、フィリピンは太平島を訪問せずに淡水や土壌が存在しない岩礁だとしているが、学術研究の角度から見れば、台湾は国連海洋法条約の「島」の定義に合致する科学的根拠を多数持っていると強調している。

また、李氏はフィリピンが1996年年から同島に関して進めてきた研究、調査は一部の報道に基づいたもので、専門的な学術研究ではないと語った。

(鄭崇生/編集:杉野浩司)