ヨッシー小山のマスターズ ミーハーレポート(1)

 今年もやってきました、マスターズ!

 一生に一度来られるだけでも贅沢なことなのに、今回で4度目のマスターズとなりました。ハイ、私は幸せものでございます。何度来ても飽きることなく、エキサイティングな出来事が満載のマスターズ。今年も夢のような時間を過ごさせていただいてます。

 今年は隣接されている無料大駐車場がさらに増設されました。駐車場から歩いてマスターズ会場へ向かうわけですが、増設ついでに今年から大きなトンネルも出現! トンネルを抜けるとアゼリアの花が早速お目見えし、わくわく感がいっそう募ります。

 さあ、いよいよメインゲートに到着。私たちはこちらのセキュリティチェックを抜けて、いざ選手の練習場へ! 練習ラウンドの日は、携帯、スマホの持ち込みはNGですが、カメラは許されているので、この先の練習場からはみなさん、バンバン写真撮影です(笑)。

 澄みわたる真っ青な空の下に広大な練習場が広がり、見渡してみると、早速パッティンググリーンに人だかりができています。

 近づいてみると、何と、前年の覇者ジョーダン・スピースが練習中。どうやらパッティングが不調らしく、コーチが引いたラインに合わせてボールを運ぶ練習を入念に行なっていました。

 今回の観戦も、お供はアメリカに住むUSLPGAティーチング仲間。オーガスタでの年に1回の再会もまた楽し。マイチェアを並べて、売店でサンドイッチやチップス、ビールなどを購入し、ピクニック気分で近況を報告しあったり、目の前に広がる選手の練習風景を気ままに眺めたり......。

 しばらくして、ドライビングレンジに移動。多くのトップ選手のスイングを見ながら、友人とスイング理論に花が咲きました。なんて有意義で贅沢な時間なんでしょう。

 コースに向かうと、9番ホールではアダム・スコットとジェイソン・デイが仲よく練習ラウンド中でした。

 去年、アダム・スコットの練習ラウンドに遭遇した時に、ショットが乱れ、私の目の前にボールがどんと落ちたというハプニングがあって......。そんな話を仲間にしていたら、なんと今年も同じことが! ドキドキしながらアダムが目の前に来て、ここから打つのかと思ったら、キャディがやってきてボールをピックアップ! 残念......それも去年と一緒でした(笑)。

 次のコースで見たのはアーニー・エルスとルイ・ウェストヘーゼン。こんな感じで、行く先々でスター選手が続々見られます。

 練習ラウンドは、選手の談笑が見られてとってもリラックスムード。多くの選手が観客からの声掛けにも笑顔で応えてくれます。選手たちはとりわけジュニアには優しくて、気さくにサインや写真に応えます。次の順番を待つ子供たちの顔が微笑ましいのです。こういう選手とのやり取りは、子供たちにとって大きな夢を与えていくことでしょうね。

 翌日の水曜日は、名物「パー3コンテスト」が行なわれました。選手の家族やガールフレンドが登場し、選手の素顔を垣間見られるパー3コンテストは、私にとってマスターズの一番のお楽しみのひとつ。

 席は決まって8番ホール脇。去年タイガー・ウッズが、あわやホールインワンをしかけたホールです。ここは8番ティーショットから、最終9番グリーンまで2ホール見られる特等席。最終ホールを終えた選手たちとその家族が握手やハグを交わしたり、走り回る子供たちをそっと抱き上げる父親としての姿に、つい笑みがこぼれます。選手と観客とパトロンが一体となる雰囲気も最高なんです!!

 今年はプレーも素晴らしく、ホールインワンのラッシュ! あちこちで大きな歓声が聞こえ、リーダーボードのスコアにホールインワンを示す0が見られました(写真11)。

 6つのホールインワンを確認したところで、私たちはこの場を離れましたが、何と最終的には9つも出たと、ニュースで知って驚愕! さすがとしか言いようがありません。観戦2日目で既に興奮と感動のるつぼのマスターズ。

 いよいよ始まった本戦ではまたどんなスーパープレー、感動のシーンを見せてくれるのでしょうか。今からワクワク、ドキドキが止まりません。

【profile】
ヨッシー小山
アメリカLPGA ClassAティーチングプロフェッショナル。2000年から家族に帯同してアメリカに移住。「子供が学校の間にゴルフ」のスタイルで3年目にはシングルプレーヤーになり、5年目でアメリカLPGAティーチングプロに。2011年に日本へ帰国。帰国後はWEBレッスン番組「美☆スイングゴルフ」に出演し、ジュニアやレディースを中心にレッスンに力を注いできた。2015年よりVision54認定コーチとして、笠りつ子プロや藤本麻子プロをはじめ、ジュニアからツアープロまで、メンタルアドバイスも行なっている

ヨッシー小山●文 text by Yoshie Koyama