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一般社団法人日本レコード協会は4月8日、「日本のレコード産業2016」を発行した。

これによると、2015年の音楽ソフト(オーディオレコード+音楽ビデオ)総生産は、数量で前年比99%の2億2,372万枚/巻、金額では3年ぶりの増加となり、前年比100%の2,544億円となった。また、有料音楽配信売上は前年比108%の471億円で、2年連続の増加となった。この結果、音楽ソフト生産金額と有料音楽配信売上金額の合計は、前年比101%の3,015億円となり、3年ぶりにプラスへ転じた。

○CDシングル、邦盤、ブルーレイディスクが伸長

「オーディオレコード」は、数量が1億6,965万枚/巻(前年比98%)、金額では1,826億円(同98%)。内訳は、CDアルバムが数量で1億1,270万枚/巻(前年比98%)、金額では1,384億円(同97%)、CDシングルは数量が5,514万枚/巻(前年比99%)、金額では417億円(同100%)と、CD合計では数量・金額とも昨年を下回った。

オーディオレコードの邦盤については数量で1億4,564万枚/巻(前年比104%)、金額では1,591億円(前年比102%)と数量・金額とも前年を上回った。オーディオレコードの邦洋比についても、金額で87対13(昨年84対16)となり、邦盤比率がさらに高まっている傾向が見て取れる。またアナログディスクは、数量が前年比165%、金額では同173%となり、前年に引き続き数量・金額ともに大きく伸長している。

音楽ビデオは、数量が5,407万枚/巻(前年比101%)、金額では719億円(同106%)となり、数量・金額とも前年を上回った。

内訳を見ると、音楽DVDは数量で4,372万枚/巻(前年比93%)、金額では473億円(同96%)と、いずれも前年を下回った。しかし着実に市場規模の拡大をみせる音楽ブルーレイディスクが、数量では1,034万枚/巻(前年比157%)、金額で246億円(同132%)と大きく伸長したことで、音楽DVDの減少をカバーする結果となった。

○「サブスクリプションサービス」が後押し

有料音楽配信は、「サブスクリプションサービス」(月額で定額料金を支払えば音楽を自由に聴けるなど、利用期間に対して対価を支払う方式)の伸長(前年比158%)の後押しにより、金額で471億円(前年比108%)となり、2年連続の増加となった。

内訳は、シングルトラックが数量で1億1,487万ダウンロード(前年比95%)、金額では190億円(同92%)となったが、アルバムは伸長し、数量が844万ダウンロード(前年比109%)、金額では92億円(同110%)となった。また、サブスクリプションサービスについても、金額で124億円(前年比158%)と前年実績を大きく上回った。

○売上金額が高かったアーティスト、作品は?

ちなみに第30回「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(対象期間中の作品・楽曲の正味売上金額合計が最も多いアーティスト)は、嵐とザ・ビートルズ。「ベスト・エイジアン・アーティスト」は東方神起、「ベスト・演歌/歌謡曲・アーティスト」は氷川きよし、「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」は[Alexandros]、サム・スミス、EXOだった。

「アルバム・オブ・ザ・イヤー」は「Japonism」(嵐)、「ザ・ビートルズ 1」(ザ・ビートルズ)、「Present」(SUPER JUNIOR-D&E)、「シングル・オブ・ザ・イヤー」は「僕たちは戦わない」(AKB48)、「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」(有料ダウンロード数の合計が最も多い作品)は「トリセツ」(西野カナ)、「アイ・リアリー・ライク・ユー」(カーリー・レイ・ジェプセン)、「BANG BANG BANG -KR Ver.-」(BIGBANG)。

「ベスト・ミュージック・ビデオ」は、「ARASHI BLAST in Hawaii」(嵐)、「ARASHI LIVE TOUR 2014 THE DIGITALIAN」(嵐)、「三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2015 『BLUE PLANET』」(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)、「ザ・ビートルズ 1」(ザ・ビートルズ)、「東方神起 LIVE TOUR 2015 WITH」(東方神起)だった。