宜蘭市公所提供

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(宜蘭 8日 中央社)日本統治時代の宜蘭公学校を前身とする東部・宜蘭市内の小学校で2年前、90年ほど前に設置されたと思われる石碑が偶然見つかった。学校側は7日、この石碑を校内に設置し、歴史の継承を願った。

宜蘭市中山小は1896(明治29)年、宜蘭国語伝習所として創設された。石碑が発見されたのは、体育館の建設に伴う整地工事の際。高さ約80センチ、幅約20センチ、表面に「昭和」や「創校満三十周年紀念」などの文字が彫られた石碑が作業員によって掘り出された。

重要な品だと直感した作業員は学校側に連絡。同市役所は石碑発掘の知らせを受けると職員を現場に派遣し、非常に文化的価値の高い宜蘭公学校時代の文物であると確認した。

学校側は市から補助金を受け、石碑の台座を設置。再びその姿が人目に触れられることとなった。

江聡淵市長によれば、改修工事が進められている旧宜蘭県議会の展示スペースが完成した後、市は同校から石碑を借り出し、同所で展示する予定だという。

(沈如峰/編集:名切千絵)