いちごのティラミスで春のおもてなし【南イタリア美人レシピ】

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イタリアではパスクワ(イースター)が春の合図とされていて、実際その日を境に一気に春めき、ぽかぽか陽気が続いています。通り沿いには大きなミモザや藤の花が満開で、私たちの庭でもマーガレットやレンゲソウが一斉に咲きました。木の上では朝も昼も小鳥がよく鳴いて、とってもにぎやかです。
ママオリジナルのクリームが絶品
さて今回は、このさわやかな季節にぴったりのいちごのティラミスをご紹介します。これは義母のオリジナルレシピで、クリームに卵白を使わないのがポイント。牛乳のコクを感じながらも、とっても軽くてあっさりしておいしいです。
イタリア人の夫は「ティラミスは外で食べたくない。だって、ママの味にはかなわないから」と言っているほど。おばあちゃんの作るおはぎのように、どの家にも自慢の味があるのがティラミスだというわけです。
エスプレッソコーヒーの代わりにたっぷりのいちごを使ったユニークなティラミスは、来客の際にドンとお出しすると「わぁっ! 」と歓声があがります。いちごの赤色が鮮やかで、冷たいクリームはのど越しなめらか。誰もが好きな味なので、あっという間になくなってしまう人気ぶりです。
いちごのティラミス(8〜10人分)

【材料】<クリーム>卵黄 4個グラニュー糖 大さじ4薄力粉 大さじ3牛乳 500mlレモンの皮 1/2個分マスカルポーネチーズ 500g
<いちごといちごシロップ>いちご 30個レモン汁 大さじ1グラニュー糖 大さじ2アルケルメスかオレンジのリキュール 100ml ※100%オレンジジュースでも可
サヴォイアルディ(フィンガービスケット) 30枚くらい飾り用にいちご、ミントの葉、ココアパウダーなどお好みで
【作り方】
1. まずクリームを作ります。
卵黄とグラニュー糖をボウルに入れて泡立て器でよく混ぜ合わせてから、薄力粉を加えて混ぜる(A)。牛乳とレモンの皮を鍋で温め、そのうち少量をAのボウルに入れて混ぜる。
そのあとボウルの中身をすべて鍋に入れて弱火で温めながらかき混ぜ、もったりと重たくなったら火からおろす。常温まで冷めたら、レモンの皮を取り出し、マスカルポーネを加えてよくかき混ぜて、なめらかになったらできあがり。
2. 次にいちごの準備。
いちご15個をちいさく切ってレモン汁をかける。アルケルメスリキュールにグラニュー糖を溶かし、そこにいちごを浸けて30分置く。

3. いちごシロップを作ります。
2からいちごを取り出したリキュールと、別のいちご15個をミキサーにかけて液状にする。
4. 大きめの器に、層を作るように材料を重ねていきます。
まず、サヴォイアルディをシロップにくぐらせてから、器の底に敷きつめます。

その上にちいさく切ったいちごを敷いてシロップをすこしかけ、さらにその上にクリームを重ねます。そして次の層はまたサヴォイアルディ、いちご、シロップ、クリームと重ねます。
5. 冷蔵庫で4〜5時間、あるいは一晩しっかりと冷やします。
最後にいちご、ミントの葉、ココアパウダーなどを飾ってできあがり。

サヴォイアルディは鈴カステラのような風味の、軽いビスケットです。日本でも輸入食品店などで手に入りますが、難しい場合は普通のビスケットやカステラでも代用できます。
サヴォイアルディが水分を含んでしっとりするよう、冷蔵庫でしっかり寝かせるのがおいしく作るコツです。
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