ショッピングって楽しいですよね! 「新作」や「限定品」と聞くと、つい買ってしまうという人も多いのでは!? それでも普通は理性が働き、自分のお財布と相談をしながら、上手に買い物をすることができるものです。

でも、何かのきっかけでコントロールが効かなくなる場合があります。それが買い物依存症。今回はそんな買い物癖に悩む28歳の女性の悩みに臨床心理カウンセラー/パーソナルコーチ松山真己さんがお答えします。 

 <悩み>
私は昔から新しいものが好きで、トレンドのものはすぐに買ってしまう傾向があります。コレクションも好きでお小遣いがあるとすべてそこにつぎ込んでしまうようなタイプでした。
社会人になり少しは買い物癖がなおってきたのですが、先日彼と別れて週末に暇な時間が増えるようになってから、またその買い物癖が復活してしまいました。
よく考えるといらないものも、その場の気分で買ってしまったり、店員さんにすすめられるとつい買ってしまうのです。この買い物依存症、どうしたら直せますか?(28歳・不動産会社勤務)

あなたはどれにあてはまりますか?

どうでしょう?
「買い物を沢山する人」と「買い物好きな人」、「買い物依存の人」との違いが少し見えてきたと思います。「買い物依存」という症状またはその傾向は、買い物をするかどうかではなく、何のための買い物なのかということが一つのポイントとしてあげられるでしょう。
つまり、求めているものが何なのかということです。

それが商品であれば、それを手に入れること(買うこと)で欲求が満たされ、喜びや満足感が得られるはずです。しかし「買い物依存」の場合はそうではないのです。
「買い物依存」の人たちは、家に帰ってしまうと、買った物自体にはさほど興味を示さず、買ってきたものをそのままの状態で放置してあることも少なくないのです。

「依存」というのは、本来求めながらも得られず満たされていない状態を何か別の形(もの)で埋めようとするときや、強い精神的ストレスから逃れたい時に、起こりやすいといえます。この場合は、その依存が買い物であり、買い物をするという行為自体が精神安定剤のような役割となっているわけですね。

では「買い物依存症」に陥りやすいのはどんな人なのでしょうか? 後編でその解説をしましょう!

 



■賢人のまとめ
買い物をたくさんする人や買い物好きな人は、商品が手に入ることで喜びや満足感が得られるが、買い物依存の人は、商品ではなく、買い物をする行為に重点を置いているため、買い物後も満足感が得られない。これは、心の満たされない状態を買い物で埋めようとしていることが多いから。

■プロフィール

女子メンタルの賢人 松山真己

臨床心理カウンセラー/パーソナルコーチ
個人や企業へのカウンセリング、コミュニケーション教育、各種セミナーなど。
心の多面性を見つめながら「心の健康と美」を育んでいくカウンセリングには、経営者や専門家、アーティストなどのクライエントも多い。
また、TV雑誌等でのコメントや心理テストの作成分析などにも多く携わっている。
http://www.calix.jp ( 心の健康と美の研究所Calix/株式会社CIELO )