エディ・レッドメインが主演する『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 (C)2015 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED

写真拡大

ワーナー・ブラザースでは
『ハリポタ』新シリーズが始動!

昨年の米国の映画会社別の年間総興行収入シェアを見ると、1位はユニバーサルの21.3%、2位はディズニースタジオの19.8%。2社で4割を占める「勝ち組」だ。では「負け組」のメジャースタジオ4社は今年以降どんなラインアップ戦略で挑むのかを解説。今日は、昨年3位のワーナー・ブラザース(シェア13.9%)、4位の20世紀フォックス(11.3%)を解説します。

ワーナー・ブラザースは現在『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』が大ヒット中だが、DCコミックスのアメコミヒーロー映画が今年から年2本公開される。

2016年9月10日『スーサイド・スクワッド』
2017年 『ワンダーウーマン、ジャスティス・リーグ Part1』
2018年 『ザ・フラッシュ、アクアマン』
2019年 『シャザム、ジャスティス・リーグ Part2』
2020年 『サイボーグ、グリーン・ランタン』

『バットマンVSスーパーマン』ではワンダーウーマンが大活躍し、ザ・フラッシュ、アクアマン、サイボーグが登場。マーベル映画のように次作以降のヒーローをお披露目し、ファンの期待を高めた。

今年は夏にターザンの新たな冒険を描く『ターザン:REBORN』が公開されるが、「知名度の高い名作アドベンチャーのリメイク」もラインアップの柱の1つにすえている。

17年にはガイ・リッチー監督で『キング・アーサー』、アンディ・サーキスの監督・主演で『ジャングル・ブック』が予定されている。いずれも大ヒットすればシリーズ化されるだろう。

そして冬には『ハリー・ポッター』の新シリーズとなる『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が控えている。原作者のJ・K・ローリング自身が初めて脚本を手掛けており、シリーズ化は間違いない(何作まで作られるかは不明だが)。

さらに17年には2つの柱がお目見えする。1つは“LEGOムービー”。14年に大ヒットしたLEGOを題材にしたCGアニメだ。バットマンが登場する『LEGOバットマン・ムービー』と忍者が活躍する『ニンジャゴー』。そして18年に『LEGOムービー』続編が予定されている。

もう1つはモンスター。ワーナーでは14年に『GODZILLA ゴジラ』を公開しており、この路線だ。17年にキング・コングを主人公にした『コング:スカル・アイランド』、18年に『GODZILLA ゴジラ2』、そして20年に『ゴジラVSコング』が予定されている。

アメコミヒーロー映画からファミリー向けのアニメ、ファンタジーとバラエティに富んだラインアップとなっている。(…“2”に続く)(文:相良智弘/フリーライター)

相良智弘(さがら・ともひろ)
日経BP社、カルチュア・コンビニエンス・クラブを経て、1997年の創刊時より「日経エンタテインメント!」の映画担当に。2010年からフリー。

【関連記事】
【興行トレンド】2/ハリウッドメジャー「負け組」4社のラインアップ戦略/『X-MEN』はじめシリーズ作がずらり!
ハリウッドで存在感を増す中国(2)/バブル期の日本を彷彿、中国企業が次々と映画会社に出資
ハリウッドで存在感を増す中国(1)/マット・デイモンもジェニファー・ローレンスも日本はスルー
2015年の勝ち組・負け組(ハリウッド編)/昨年から興収2倍の伸び!ユニバーサルが勝ち組の筆頭
【映画興収レポート】アニメ映画強し! 3月のランキング上位をアニメが独占