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フランスのワイヤレス通信企業 SigfoxがマイクロソフトのAzure IoTハブとの
コラボレーションを発表した。

このコラボレーションにより、コンシューマはマイクロソフト Azure IoTを使って、
リアルタイムアナリティクスやオペレーションの自動化を行うことが出来、
またSigfoxの低電力広域ネットワーク(Low Power WAN, LPWAN)を
利用することにより、廉価かつ信頼性の高いIoTシステムを構築することが可能となる。

「Sigfoxクラウドにマイクロソフト Azure IoTハブが組み込まれることは、
IoTの革新に向けての重要なステップとなり、コンシューマは
開発と管理に多額のリソースを投入するための別の手段を手に入れることになります」

と、Sigfoxの国際セールス&パートナー部門副社長のStuart Lodgeは
Business Wireに語った。

hand pushing connection button on touch screen

現在14カ国を繋ぐSigfoxのネットワーク

既にSigfoxはUKやフランス、米国を含んだ14ヶ国で
専用のネットワークを展開している。IoTデバイスをこのネットワークに
接続するための小さな基地局を設置し、900MHz帯の電波を使って
毎秒100bitsの速度で小さなデータをやりとりしている。

低消費電力であることからIoTデバイスは電池1つで何年も稼働し続けることが出来、
長期的なコストの低減にも繋がっている。Sigfoxはこの低消費電力アプローチにより、
IoTシステムのために大量の投資をしたくない企業からの注文を勝ち取っている。

「マイクロソフト Azure IoTとのコラボレーションにより、デバイスを既存の
ソリューションで使われているSigfoxネットワークに
より簡単に組み込みむ事が出来るようになります」

とマイクロソフトの開発プラットフォーム部門副社長、Steve Guggenheimerは語った。

今回のコラボレーションに加え、マイクロソフトとSigfoxはサンフランシスコで
行われる"Connect Your City"ハッカソンにも取り組んでいる。
これは開発者たちがSigfoxネットワークに接続するハードウェアの
試作を行うイベントで、優勝した作品は市で導入されることになる。

今回のアナウンスはマイクロソフトが毎年行っているBuildカンファレンスで
公表されたもので、$50および$160のAzure IoTスタータキットが
公開された他、BMWがAzureベースのIoTプラットフォームのプレビューを
行った。

ReadWrite Japan
[原文]