世界第2位の経済大国になった中国にとって、日本は依然として見倣うべき大国なのか、それとも見倣うべきところのなくなった小国なのか――。中国メディアの人民網はこのほど、この問題を提起したうえで、日本は小さな島国であるゆえに中国が見倣うべき独特の長所があると論じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 世界第2位の経済大国になった中国にとって、日本は依然として見倣うべき大国なのか、それとも見倣うべきところのなくなった小国なのか――。中国メディアの人民網はこのほど、この問題を提起したうえで、日本は小さな島国であるゆえに中国が見倣うべき独特の長所があると論じた。

 年々、日本旅行を楽しむ中国人が増えているが、記事はこうした現象の背景として「小さな島国」である日本には、「大国」に住む中国人にとって非常に魅力的な長所があるからだと分析。その長所とは、日本の有名な小説家の作品が述べるところの「小確幸」が日本文化のさまざまな点に存在しており、この独特の長所に多くの中国人旅行者は魅力を感じてやまないと指摘した。

 小確幸とは「小さいけれども、確かな幸せ」という意味だ。日本人作家の作品を愛読する中国人は「日本人作家の作品には小確幸があふれており、読むと自分も小確幸を共有できる」と伝えているが、小確幸とはそのような使い方がされる言葉だ。
 
 記事の分析に基づいて言うなら、生活の小さなシーンに幸せを見つける、あるいは作り出す能力に日本人は長けており、中国人は日本の文学作品のみならず、各種製品、街並みや交通、食事やサービスを通して日本の小確幸を共有できるゆえに日本に魅力を感じ、引き寄せられているということができる。

 ペン先の鋭いボールペンにおいても、書きやすく、インクが完全になくなるまで使い切れるという角度で見れば、確かに日本人は文字を記すという小さなシーンにも幸せを作り出しているといえる。さらに日本は小さな島国であるからこそ小確幸を感じ取る独特の長所が存在すると記事は説明しているが、逆に大きいことが美しいと考える中国にはこの長所は存在しないと指摘。四季の移ろいに大切にし、細部まで気を配る日本人の特性が生み出す小確幸を求めて、中国人は大挙して日本を訪れているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)