7人制女子ラグビー日本代表の山口真理恵選手がリオ五輪について語ってくれた

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2016年夏のリオデジャネイロ五輪に出場する7人制女子ラグビー日本代表“サクラセブンズ”。その中心を担う山口真理恵選手に、リオ五輪の抱負を聞いた。

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――2015年はラグビーへの注目が高まった一年でした。今後、人気の定着に必要なことは何だと思いますか?

環境を整えることが一つかなと思っています。ラグビーの認知度はすごく上がったと思いますが、一方で、「やる」か「やらない」か、ということですごく変わってくると思います。男子ラグビーは、数は少ないかもしれませんが、部活動があります。日本は海外と違ってクラブチームの文化があまりないので、スポーツを始めるきっかけは部活動が多いですよね。タグラグビーとかタッチラグビーは安全ですし、学校教育に入れてほしいなと思います。日本で一番早いのは、授業に取り入れることですから。安全なタグラグビー、タッチラグビーを通じてラグビーボールに触れる機会を作ったり、将来的に部活動に取り入れていくことで、環境が変わり、幅が広がっていくんじゃないかなと思います。

――自然と接する場所が用意されることが大切ということですね。

そうですね。たとえば、家庭によっては経済的な理由などがあるかもしれませんし、学校に通うほかに、クラブに入ったり、教室に通ったりというのが難しい場合もあると思うんです。ですので、幅広く触れてもらおうとするなら、教育の一つに取り入れることが大切かなと感じます。ただ一方で、ラグビーを教えられる人が少ないという問題もありますよね。体育などで取り入れるにしても、指導できる人がいれば、ちゃんとしたラグビーを教われると思います。今はいろんなスポーツが出てきているので、その中にラグビーがあっても面白いんじゃないかと思います。

――山口選手はラグビー以外のスポーツを見る機会もありますか?

はい、見てますよ。フィギュアスケートとか好きですし(笑)、サッカーも、なでしこの試合も見ています。それから、格闘技も好きです。特に中学生くらいの頃かな、格闘技が面白くてよく見ていました。

――尊敬しているアスリートはいますか?

澤穂希さんです。まず、日本代表に22年間もいたということが本当にすごいですし、ラグビーと似た環境の中で、自分で道を切り開いて結果を出した澤さんのことは本当に尊敬しています。

――道を開き、後ろに続く道を作った偉大なアスリートですね。ちなみに、スポーツ好きの女性に向けて、ラグビーをやってみて!とお勧めするなら、どんなポイントがありますか?

ラグビーは自由に動けるところが魅力だと思います。パスを投げて、ボールを蹴って、タックルもして、と、本当に自由なスポーツで、いろんなことができる競技だから楽しいと思います。ルールはもちろんありますが、他のスポーツに比べてプレーヤーの制限が少ないというか、キックだけ、投げるだけというスポーツではないので、そこがとても楽しいと思います。

――スポーツを離れたところで、今、はまっていること、マイブームはありますか?

(海外ドラマの)『プリズンブレイク』です。すごく遅いんですけど(笑)。リオからの帰りの飛行機で、たまたま見つけた『プリズンブレイク』を8時間くらい、ずっと、シーズン1を休むことなく見続けていました。おかげで、時差ボケしなかったです(笑)。話題になっているタイミングでは見る機会がなかったのですが、見たらとても面白くて。

――わかります。飛行機でのそういう“出会い”って、確かにありますよね(笑)。

今でも自分の中で流行っていて、今はシーズン2を見ています。ブラジルから帰国するとき、24時間くらい飛行機で移動していたんですが、私は時差ボケが治るのに時間がかかってしまうタイプなので、普段は本当に大変で……。寝ちゃダメな時に寝ないように映画を見ようかなと思って見たらら「こんなに面白いのか!」って(笑)。ちょっと時代遅れかもしれないけど、面白くてはまっています。

――ウォーカープラスは「おでかけ情報」メディアなのですが、おでかけで好きな場所は?

海が好きです。海辺の近くのカフェやレストランがおしゃれだったり、かわいいお店が多いのと、サーフ系のさわやかな感じもあって、そういったお店に行ったりとかするのが好きですね。海の近くに行くと、景色がきれいだし、癒される感じがします。これまで、港町に住んでいたり、留学先もシドニーだったので海が近くて、そういうところも影響しているのかもしれません。海外に行っても、海の近くでリカバリーをしたりします。海はすごく好きですね。

――オフの日など、チームメートと出かけることはありますか?

あります。

――女子トークが展開されたりするんですか?

基本的に、ふざけてますね、すごく(笑)。いわゆる「女子トーク」みたいなものはしないです。サンディエゴの海に遊びに行ったときは、オフの日が1日あったので、みんなでSUP(スタンダップパドル)をやって、みんなでゲラゲラ笑って、海の近くのレストランに行って、という感じでした。だいたい……下ネタですかね(笑)。キャプテンの中村千春選手が、下ネタ、大好きなんですよ。しかも中学生くらいのレベルの(笑)。合宿中とか本当にひどいですよ、特に疲れてくると(笑)。みんなで面白くなっちゃって、そういう話をしています。女子トークは、残念ながらしないですね(笑)。でも、そういう時間は本当にリラックスできる時間です。

――なるほど、リラックスできる時間があるのは大切ですね(笑)。では最後に、あらためてリオ五輪への抱負を教えてください。

リオでは金メダルを取ることが目標です。

――リオ五輪の先になるかもしれませんが、今後の目標と抱負、アスリートとしての夢を教えてください。

澤さんみたいなアスリートになりたいです。日本の女子ラグビーの新しい道であったり、文化といったものを、リオが終わってからも作り続けていけたらいいなと思っています。

――期待しています。読者に向けて「女子ラグビーを見にくるとここが面白い」というメッセージもお願いします。

セブンズってお祭りのようなイメージがあるんですが、海外であれば屋台がたくさん出ていたり、子どもが遊べるスペースがあったりして、楽しめる工夫がたくさんしてあるんです。いろんな格好で応援にきたり、選手も登場したりするので、日本でも仮装じゃないですけど、一つのイベントとして来てもらえるような機会が作れたらいいなと思っています。イベントとしても楽しめる、そういうふうに見てもらえたらいいなと思います。