iPhoneでは、OS Xと同じような形でアプリランチャーがサポートされているわけではありませんが、それでもアプリ開発者たちは気の利いた代替手段を考え出しています。その良い実例として、最高のアプリランチャーである『Launch Center Pro』をご紹介しましょう。このアプリランチャーを使うと、アプリを起動するだけでなく、アプリ内の特定のアクションを起動することができるのです。

Launch Center Pro

プラットフォーム:iPhone(とiPad)
価格:600円
ダウンロードページ


機能



多数のアプリにショートカットを提供
通知センターのサポート
カスタマイズ可能なクイックアクションを伴う3Dタッチサポート
簡単な起動設定ツール
グループ化をサポート
『IFTTT』をサポート
特定の時刻と場所で起動するための自動設定
明暗2種類のテーマ
『Dropbox』によるバックアップ


優れた点


『Launch Center Pro』は、iOSそのものの上にランチャーを置くというアイデアをいち早く実現したアプリの1つです。iPhone上のさまざまなアプリとリンクする(これはすでにホームスクリーンがその役目を果たしています)だけではなく、「アクション」と呼ばれるものにリンクしています。アクションとはアプリ内で行う動作のことです。たとえば、『Launch Center Pro』を使うと、「Facebook」の新しい写真ページに直接ジャンプしたり、特定の人物にテキストメッセージを送ったり、あるグループに電子メールを書いたりするなど、数え切れないほどのアクションを直ちに行うことができます。つまり『Launch Center Pro』は、アプリ内の特定の場所にアクセスすることを可能にして、その場所にたどり着くまでに何度もタップしなくてもいいようにしてくれるのです。ひとたびその仕組みを理解すれば、信じられないほど便利なツールになってくれます。

『Launch Center Pro』は一般ユーザーとパワーユーザーの境界線をなくすという素晴らしい役割を果たしました。このアプリを開くと、アクションの作成に役立つたくさんのチュートリアルが迎えてくれます。数分で、親しい友人にテキストメッセージを送ったり、「Yelp」を使って現在地の近くのコーヒーショップを探したりするなど、簡単なアクションのランチャーをすぐに作り出せるのです。

それだけでも『Launch Center Pro』のありがたみは十分味わえるでしょう。しかし、『Launch Center Pro』にはパワーユーザー向けの機能がたくさん備わっています。さらに使い込んでいけば、決まった時刻に特定の人に特定のテキストを送ったり、一連のアクションをまとめて処理したりするなど、驚くようなことを設定できます。さらに、『IFTTT』と連携させることで、もっとさまざまなアクションを密接に連動させられます。時間をかけて使っていくと『Launch Center Pro』でできることは多岐にわたるのです。


不十分な点


『Launch Center Pro』は簡単にアクションを作れるという点では最高ですが、やはり一般のiOSユーザーにとっては少々複雑です。それでも、ほんの少しだけ時間をかける意欲があれば、やがてその仕組みはわかってくるはずです。この難関を乗り越えて、いろいろなアクションやトリガーなどを試していけば、ますますその便利さは増していくでしょう。というわけで、このアプリは複雑なところがあるので、まず試しに使える無料のトライアル版があればいいなと思います。


競合アプリ


『Launch Center Pro』と直接に競合するのは『Launcher』(無料/360円 アプリ内課金)です。『Launcher』は『Launch Center Pro』によく似た仕組みで、アプリの特定の部分を直接起動させるアクションを作り出すことができます。『Launcher』は『Launch Center Pro』ほど直感的に使用できるわけではありませんが、広告付き無料版があるので、試しに使ってみたいと思っている人にとってはいい選択肢です。

直接に競合するわけではありませんが、『Workflow』(360円)というアプリは『Launch Center Pro』と『Launcher』と同じカテゴリーに分類されます。『Workflow』は信じられないほど優れたアプリで、マイクロアプリのように機能する独自のアクションを作り出せます。『Workflow』は、アクションを完了するのにサードパーティーのアプリを必ずしも必要としない点で、ほかのアプリとは少し異なります。『Workflow』は『Launch Center Pro』ができる大半のことができますが、正確にはランチャーではありません。ランチャーアプリに必要とされる基本的機能の一部が欠けており、特に、サポートしているアプリの種類が少ないということがあります。それでも、『Workflow』は、少し時間をかければランチャーとして機能するように操作できるので、少し異なるものを探している人はチェックしてみる価値があるでしょう。


Thorin Klosowski(原文/訳:松田貴美子/ガリレオ)