フードスタイリストに学ぶ「木べら」のかしこい選び方

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調理のさまざまなシーンで大活躍の木べら。

ご家庭でも親しみのあるキッチンツールだと思います。

何が良いって、木はステンレスなどの金属のツールに比べ材質が柔らかいので、フライパンやお鍋を傷つけずに調理することができるんです。

ところで「木べら」と一口に言っても、柄の長さやカタチもさまざま。そこでまず、私の私物の中からいくつかご紹介したいと思います。

短めの柄のもの


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柄の短い木べらを使うと力がよく入るので、例えばホワイトソースやシュー生地を作る時などに便利です。

先がまっすぐのもの


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トマトを潰しながら加熱するときなどは、少し厚みがあり、このように先がまっすぐの形の物が使いやすいです。

他にもさまざま


160328kibera_r2最近のお気に入りは、公長齋小菅の「チャーハンべら」

すこし変わり種で、こんなものもありますよ。

円筒形をした竹の内側の湾曲をそのまま利用し、平面にも曲面にも沿うかたち。持ち手に角度をつけた、炒めやすい形です。フライパンの底や、鍋の内側、フチにもぴったりと沿うので、チャーハン以外でも大活躍です。

木べらを選ぶポイント



なんといっても大切なのは、握った手のひらと一体になったような心地よさだと思います。毎日使うものですから、自分の手によく合うもの=握り心地の良いものを選びましょう。

続いて柄の長さや形状ですが、先ほどもいくつかご紹介したように、木べらには様々な種類があります。なので、「万能を一本」に出会うことは難しく、調理によっていくつかを使い分けるのがベストだと思います。

例えば先ほども述べたように、力を入れたいときは短いものを。また、きつね色の玉ねぎを作る時など、長時間炒める際は、手元が熱くなります。そういう時は長い柄のものを、など。

お手入れも簡単



ちなみに、木製ということで、「お手入れが大変なんじゃ?」と思う方もいるかもしれません。

実はお手入れはとても簡単で、ときどき木の表面を乾いた布にオイルを含ませ、拭いてあげるだけで良いんです。そうすることで、より長持ちするんですよ。

長く使いこんだ木の道具は味わいが深まり、経年変化を経て、やがて自分だけの木べらになっていきます。

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木べらの魅力、伝わりましたか? いろいろ試してみて、お気に入りを探してみてください。

Overhead angled shot of wooden spatula, spoons on white wood. Format in horizontal layout / shutterstock