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シーイーシー(CEC)は4月6日、外観検査を自動化する画像処理技術とディープラーニングによる学習アルゴリズムを利用する画像検査システムである「WiseImaging (ワイズイメージング)」を発表した。価格は200万円(税別)から、販売開始は4月25日を予定している。

新製品は、画一的な検査方法だけでは良否判定が難しい検査対象についてディープラーニングで学習を積み重ねることで、人に近い柔軟性のある判断手段を備え、かつ精度が高く安定した画像検査を実現できるという。

画像検査装置に頼らず、同製品と産業用カメラだけの最小構成で、自動車や金属・樹脂加工、電子部品の製造など、品質基準が厳しい生産ラインでの外観検査やラベル検査が可能としている。

同製品は、従来の画像検査手法とディープラーニングによる特徴抽出をハイブリッドに組み合わせることで、少ない学習画像でも画像検査処理を実現できる。検査対象の画像ノイズや読み取りづらい文字でも特徴抽出と解析方法により、従来の画像検査と比べて約30%の精度向上を達成したという。

プレス部品、電子部品、ダイカスト部品の検査、半導体製造装置に使われる金属、樹脂、ガラス、包装紙、布などの製品・パーツに対するキズ、ヨゴレ、打痕、張り合わせ不良などの検査に応用が可能。

従来の画像検査では、画像の特徴ごとに処理手順や良否判定のしきい値などパラメーターの調整に膨大な時間を要していたが、同製品は最短約1週間で導入できるといい、これまで自動化できなかった画像検査の領域や目視検査が発生していた工程に適している。

また、検査機器などハードウェア・組み込み型の検査製品と異なり、バージョンアップにも迅速に対応し、常に最新の機能を利用できる。画像分類アルゴリズム作成ツールを使うと、あらかじめ用意している画像検査のワークを選択して、画像処理フローを自動生成する。専門的なプログラム言語などの知識が不要で、現場で検査対象が変わる場合にもユーザー自身で検査設定の追加・変更などを可能だという。

(山本善之介)