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(台北 7日 中央社)台湾で承認され、がん治療に用いられる分子標的薬が、手ごろな価格と種類の豊富さで中国大陸籍の人や海外に住む台湾系華僑に人気だ。はるばる海を越えて購入に訪れる人が多くなっている。

「飛行機に乗ってホテルに宿泊しても台湾の薬はお得だ」。中国大陸・広州にある中山大学腫瘍予防治療センターの張力主任医師は患者にこうアドバイスすると話す。台湾で販売される分子標的薬の価格は世界最安水準とされ、1カ月分ではおよそ4万5000台湾元(約15万1300円)。中国大陸の4分の1以下で購入可能だ。

また、世界に先駆け台湾で発売されたアファチニブも日本や韓国、香港での価格より安く、注目を集めている。臨床試験に参加した患者が多く、実績があることでさらに多くの患者を引きつけた。台湾の医師によれば、健康保険が適用されるため、オーストラリアから3カ月に1度診察に訪れる華僑の患者もいるという。

(陳清芳/編集:齊藤啓介)