タコベル、チャットボットがオーダーを受注する『TacoBot』の試験運用を開始。自然言語処理で『レタス抜いて』に対応

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タコスやブリトーを中心に提供するファーストフードチェーンのタコベルは、チャットボット経由で注文を受け付ける「TacoBot」を発表しました。

TacoBotは人工知能を用いたチャットボットであり、チャットツールのSlack上において、自然言語に近い形での会話が可能。タコベルのメニューに関する簡単な質問にも対応しており、例えば「牛肉の入っているsoft taco(タコス)を一つちょうだい」という発言に対して該当するメニューを提示できるほか、細かいオーダーの変更や決済まで行うことができます。タコベルが「究極の目標」として提示している会話デモのアニメーションでは、顧客がTacoBotにコンタクトを取り、注文を確定させるまでの流れが示されています。

一連の会話では、TacoBotが顧客の食べたいメニューに関する発言を認識して、メニューに含まれる食材を提示。「レタス抜いて」といった細かいオーダーにも対応するほか、発言内容からカート内の注文を任意に確認可能です。「checkout」と発言して注文を確定すると、注文の合計金額や受け取り場所(配送先)を表示し、決済を完了させます。

また、「鶏が先か、卵が先か」という質問に対してエラーを返し再起動する機能なども備えている模様。基本的にはメニューとオーダーに関連する単語に反応して、顧客に選択肢を提示する方法を採っているように見えます。

現在、TacoBotは企業を対象にプライベートベータを実施しており、テストに参加する企業を募集中。同社のWebサイトにおいて、順番待ちリストへの登録を行えます。

TacoBotは、電話によるオーダー受注のオペレーションを置き換えるものと考えられます。人工知能による自然言語処理を用いたコンシェルジュ的なサービスは、すでに金融や保険、ヘルスケアといった分野での活用が始まっていますが、ファーストフードという身近な場所でも使われ始めると、高度な受け答えが可能なレベルの人工知能がいよいよ身近な存在になりつつあることを実感します。

残念ながら日本ではTacoBotのテストに参加できないようですが、いずれは店員の代わりにAIが顧客のオーダーを処理するのが当たり前になるのかもしれません。