Googleのイメージが180度変わる? Googleデータセンターを360度ビューできるバーチャル動画体験

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「クラウド」というと、スマートフォンやパソコンから利用できる手軽なサービスというイメージだ。しかし、その実態は、雲のようなフワフワとしたライトなものばかりではない。

今回紹介するGoogleのデータセンターを紹介する動画を見れば、そのゴッツいハードウェア群に度肝を抜かれるだろう。

クラウドの向こう側に興味のある方は、ぜひご覧になってほしい。

●Googleのオレゴンのデータセンター内を360度ビューで体験できる動画
GmailにGoogleカレンダー、Googleドライブ、Googleフォト、YouTube……等々.
いまではGoogleのサービスがないと、仕事も遊びも成立しないという人は多いだろう。

筆者もその一人で、ライターとしての仕事のデータは、ほとんどGoogleドライブに保存している。Gmailにいたっては、2005年の4月から使い続けているので、すでに10年以上ものデータがたまっている。

こうしたGoogleのサービスを実現し、ユーザーの膨大なデータを保存しているのがGoogleのデータセンターなのだ。

Googleのデータセンターの場所はインターネット上でも公開されている。
誰でも、以下のページで確認できる。


Googleのデータセンターの場所を示したページ
https://www.google.com/about/datacenters/inside/locations/index.html


さらに、この中からオレゴン州にあるデータセンター内部を紹介した動画がYouTubeで公開されている。
動画内をマウスでドラッグすれば、360度ぐるりとみわたすことができ、好きなところを自由に見られるというサービス満点動画だ。
滅多に見られないGoogleのデータセンター内の様子がわかって、とても興味深い。


Googleが公開しているアメリカオレゴン州のデータセンターの内部を紹介しているYouTube動画。どのシーンでもドラッグすることで360度を自由に見ることができる。


●Googleは世界有数のハードウェアメーカーだと、よくわかる動画
動画には日本語の字幕も付いているので、施設の説明もわかりやすい。
たとえば、
データセンター内に入るには、虹彩認証が必要となる。一度に1人しか入れない仕組みだ。

1つの建物には7万5000台以上のマシンが設置されていて、ネットワークの帯域幅は毎秒1PB(ペタバイト)以上と気の遠くなる数値が出てくる。また、サーバやストレージをはじめとするほぼすべての機器は、Googleが自前で作っているそうだ。

そのほかにも、ネットワークをプログラムやデータのように扱うSDN(Software-Defined Networking)という技術でネットワーク環境が構築されていたり、破棄したディスクをシュレッダーにかけるシーンが登場したり、冷却施設、電源施設も紹介されたりと、動画の内容は盛りだくさんだ。

この動画を見ると、Googleが世界有数のハードウェアメーカーであり、発電・変電設備まで所有している巨大なインフラ企業であることがわかるだろう。

Googleは、ネット検索会社というイメージしかないなら、この動画を見れば、そのイメージがガラリと変わるかもしれない。

なお、どのシーンにも、説明者であるサンディーブ氏を監視している警備員がいるのも面白い。
動画をドラッグして視点を変えると、どこかに必ずゴッツい監視員がこちらを見ているはずだ。通常ではGoogle社員ですら入れないらしい。
実際、それだけ厳しいセキュリティ体制が敷かれているのだろう。


データセンター内部に入るには虹彩認証が必要で、一度に1人しか入れない仕組みになっている。



データセンター1階の大量のサーバ群。



ネットワークはSDNを利用した階層的な仕組みとなっている。ネットワークもプログラムやデータのように扱えるのだ。



不具合のあるHDDやSSDはサーバからディスクを外し、シュレッダー処理するようだ。



冷却施設も公開。データセンターにとって冷却は非常に重要。パイプはGoogleカラーで色分けされている。



変電施設。データセンター周辺にある水力発電所から電源を供給しているようだ。



どのシーンでも、こちらを必ず監視している警備の人


Googleデータセンター動画
Googleデータセンターの場所



井上健語(フリーランスライター)