容姿を書き込んで顔認証対策 嵐のライブチケット、顔認証導入も高額転売続く/画像は「チケットキャンプ」サイト スクリーンショット

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アイドルグループ・の4月23日から始まる全国アリーナツアーで、顔認証による本人確認が実施される。顔認証は転売対策に有効な手段と考えられているが、今もなお、チケット売買サイトでは、容姿の特徴を記載するなどしてのチケットが高額で販売されている。


の全国アリーナツアー「ARASHI "Japonism Show" in ARENA」の申し込み案内には、「本公演は、【デジタルチケット(QRコード)】を使用し、来場者全員(代表者・同行者)へ【顔認証】によるご本人様確認を実施のうえ、ご入場となります。」と明記されていた。の公演では初めてとなる本格的な顔認証システムの導入には、転売対策となることから好意的な意見が多い一方、申し込む前に顔写真の登録が必要で手間が増えることや、チケット枚数に制限があることに不安や不満の声も出ていた。


チケット売買サイト大手の「チケットキャンプ」には、現在も「ARASHI "Japonism Show" in ARENA」のチケットが10件ほど掲載。定価9,500円のチケットが最高42万円となっており、取引が成立したチケットもある。出品されているチケットの多くは、年代や性別に加え、「髪型 ロング 中肉中背」、「見た目は丸顔、二重の大きい目の今風な化粧で太眉な女性」、「すっぴん、メガネ、茶色ロングヘアー、面長」といった容姿の情報が添えられている。写真の貸し出しにも応じる案件もあり、出品側も顔認証対策をしているようだ。


コンサートでの顔認証は、これまで福山雅治、Mr.Children、B'z、ももいろクローバーZなどのアーティストが導入。ももクロが導入した顔認証は精度96%といわれている。多少容姿が似ていても、顔認証ありのコンサートに転売チケットで入場することはできないだろう。