旅立つ青年らを見送るブヌン族の人たち

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(台北 7日 中央社)花蓮県卓渓郷に住む台湾原住民(先住民)ブヌン族の青年ら7人が6日、自分たちのルーツを探ろうと、日本統治時代まで祖先が暮らしていた山間部の旧集落を訪問する8日間の旅に出発した。

青年らの祖先は、1915(大正4)年に日本人警察官12人が殺害された抗日蜂起、大分事件を起こした大分集落の出身。事件後に慣れ親しんだ場所からの集団移転を強いられた。

昨年の事件発生100周年の節目にも旧集落を訪問したと話す参加者の一人は、うっそうと生い茂る木々に埋もれた当時の家屋を目にして、興奮で震え、悲しさを覚えたと語る。祖先を忘れないために、今年も山に登る。

旧集落への訪問は今後も続ける考え。ただ、旧集落は玉山国家公園の規制がかけられており、入山には事前の申請が必要。「帰省に申請が必要なのはおかしい」として、法改正に期待したいとしている。

(李先鳳/編集:齊藤啓介)