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 2016年1月設立したサイバーエージェントの「AI Lab」は、静岡大学との産学連携を開始した。RTBを活用したディスプレイ広告における、投資対効果を最大化するための配信技術の開発を進めていく。

 サイバーエージェントのアドテクスタジオは、2016年1月設立した、人工知能(※1)をアドテクノロジーに活用するためのAI研究組織「AI Lab(エーアイ ラボ)」において、静岡大学助教 前原貴憲氏と共同研究を開始した。RTBを活用したディスプレイ広告において、企業のROI(投資対効果)を最大化するための配信技術の開発を進めていく。

 「AI Lab」は実用化に積極的な研究室との産学連携を進めており、これまで東京大学、明治大学と産学連携を行ってきた。新たに静岡大学と産学連携したことにより、3つの大学と各AI分野において共同研究を行っていく。

 前原氏は人工知能分野の代表的な国際カンファレンス「AAAI」を中心に、「ICDE」「VLDB」などで登壇するほか、「ICML」「KDD」にて論文を採択されるなど、機械学習・データマイニング・データベースの幅広い分野で活躍する若手を代表するリサーチャー。東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程を修了後、国立情報学研究所を経て、現在は静岡大学工学部数理システム工学科にて最適化や数値計算の理論に基づく人工知能技術の研究を行っている。

 今後は前原氏とともに、最適化・数値解析の理論を用いて、企業が設定する広告予算制約の中で様々なKPIを最大化するようなペーシング技術(※2)や、リターゲティングやブロードなどのあらゆるターゲティング方法に最適な予算配分を行うアロケーション技術(※3)などの研究にさらに力をいれていく。
※1 人工知能:コンピュータ上において、人間と同様の知能を実現させようという試みや技術のこと。
※2 ペーシング技術:企業が設定した広告配信期間・予算にて、広告効果を最大化するために、最適な時間帯・配信ペース、予算配分などを分析し設計するロジックのこと。
※3 アロケーション技術:各マーケティング施策において、最適な予算配分を分析し、設計するロジックのこと。

MarkeZine編集部[著]