6日、韓国が技術開発した次世代高速鉄道「ヘム」の試乗会が行われ、韓国の各メディアが車内の様子や乗り心地を伝えた。イメージ写真。

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2016年4月6日、韓国が技術開発した次世代高速鉄道「ヘム」が報道陣に公開され、韓国の各メディアが車内の様子や乗り心地を伝えた。

韓国鉄道技術研究院は同日、韓国中部の大田でヘムの試乗会を開催した。ヘムは国土交通部による国の研究開発事業として12年に完成した車両で、昨年末に12万キロの走行試験を終了、現在は試運転が行われている。

最大の特徴はその速さ。最高時速は現在韓国で運行中の高速鉄道KTXを100キロ上回る430キロ。営業列車として安全に運行可能な時速は370キロとされているが、それでもこの速度で走ればソウル−釜山間の所要時間は1時間30分台に縮まることになる。また、車両ごとに別々のエンジンを装着したことで、発車から速やかにスピードを上げることが可能になり、急停止の際の安全性も高められているという。韓国メディアのある記者は、試乗の第一印象を「速いのに静かで楽」と表現した。

しかしこの日の試乗会で出た最高時速はヘムの「実力」に程遠い303キロ。現在KTXが走る線路をそのまま使用したためだ。実際、ヘムの韓国での実用化には線路を時速300キロ台に対応するものに変える必要があり、これが今後の商用化・実用化への大きなネックになりそうだ。

これについて、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せた。

「ソウル−釜山間を1時間30分台で突っ走ったところで何にもならない。どうせ間に停車駅をいくつも作って、KTXみたいにまた2時間30分とかになる」
「KTXも最初の頃は時速300キロで走って、速さを売りにしてたけどね」
「問題は値段だ。最近のKTXの料金は飛行機よりも高い」

「いくら速くても、既存のレールを使う以上はヘムもKTXと変わらない」
「KTXがあるんだから、ヘムの停車駅はソウルと釜山のみで」
「僕はよほど急ぎの用事がなければ深夜の高速バスでのんびり行くよ」
「中国で高速リニアに乗ったけど、時速431キロ出てた。韓国はまだまだだな」

「速い列車を作るのは結構だけど、先に専用レールを作るべきだったんじゃない?」
「韓国の技術に韓国の線路、韓国の施工…大きな問題が起こりそうで怖い」
「これが現代・起亜自動車で作ったという点が落とし穴だ」
「現代・起亜が作るとすべてが凶器に変わる。心配だね」(翻訳・編集/吉金)