台湾「唐奨」受賞の本庶氏、米西部でがん免疫療法テーマに講演

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(サンディエゴ 6日 中央社)台湾の「唐奨」で2014年にバイオ医薬賞を受賞した京都大学客員教授の本庶佑(ほんじょ・たすく)氏は5日、米カリフォルニア州サンディエゴで開かれた国際組織「エクスペリメンタル・バイオロジー」(EB)の年次総会に出席し、がんの免疫療法に関する講演を行った。

講演は唐奨を運営する唐奨教育基金会がEBと提携し企画したもの。昨年は同じくバイオ医薬賞を獲得した米テキサス大学のジェームズ・アリソン氏が講演者を務めた。

1992年に免疫機能を抑制する生体分子、PD−1を発見したことが評価され、唐奨を受賞した本庶氏。講演では、卵巣がん患者の腫瘍が免疫療法により4カ月でほぼ消えた例などを挙げ研究成果を強調する一方、自己免疫疾患の発症回避など克服すべき課題はまだ残されていると語った。

唐奨は台湾の企業家、尹衍リョウ氏がノーベル賞の精神を参考に2012年に創設。永続的な発展、バイオ医薬、漢学、法治の4つの賞を設け、部門ごとに世界中から優れた功績を残した人を選出、表彰している。6月に第2回の受賞者が発表される予定。(リョウ=木へんに梁)

(曹宇帆、鄭崇生/編集:杉野浩司)