頼建興さん提供

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(新北 6日 中央社)北東部・新北市金山にはシベリアから飛来したソデグロヅルが2014年末から停留しており、同市や愛鳥家などによる保護が続けられている。だが最近、停留地の田んぼへの野良犬の侵入でソデグロヅルが怯えて逃げる事態が度々発生。同市動物保護防疫処による野良犬の捕獲作戦が繰り広げられた。

同処の陳淵泉処長によると、ソデグロヅルは野良犬から逃げた後しばらくするとまた元の場所に戻り、いつも通りの活動を行っているという。しかし、安全面を危惧し、同処は先週、捕獲器を設置。なかなか成果は現れなかったが、5日午前になってやっと1頭の野良犬が捕らえられた。

野良犬は現在、同処に保護されている。台湾生態工法基金会の邱銘源副執行長は、野良犬を“罪のない被害者”だとし、引き取り手が見つかることを願った。

だが、付近に住み着く野良犬はこの1頭だけではない。捕獲された際、周りでは4頭が様子をうかがっていた。周辺住民は、野良犬の事件は今回が初めてではなく、これで終わりになるわけではないと話し、同処に保護活動の強化を求めた。

邱氏によれば、ソデグロヅルは現在世界に3500〜4000羽しか残っていない。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧IA類」に指定されている。

(黄旭昇/編集:名切千絵)