脳科学者の茂木健一郎は4月4日(2016年)の東京工業大学の入学式で、三島良直学長が式辞を英語で述べたことに対し、自身のツイッターで疑問を呈している。「言語自体の間に優劣はない。英語で表現できることは、日本語で表現できるし(ほぼ)、逆もまた真である」「大学の研究室などで、ゼミなどで敢えて英語を使うという話を聞くことがある。しかし、日本人しかいないのに、敢えて下手くそな英語を話す実際上の必要はないと思う」という。

茂木は時々、読む人の範囲が変わるのを狙って英語でブログを書くと言い、英語だけでなく、日本語も「文脈に合わせて瞬時に切り替えれば良い」「英語を話すことに意味があるのは、東工大の入学式にどれくらい日本語よりも英語の方が得意な学生さんが多数いらした場合だけだろう」