中国と日本が将来的に相手を完全に圧倒することになるとすれば、それはどちらがどちらを圧倒することになるだろうか。そしてそれはいつになるのだろうか。中国メディアの中華網はこのほど、中国は日本をあとわずか5年で完全に圧倒するだろうと主張している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国と日本が将来的に相手を完全に圧倒することになるとすれば、それはどちらがどちらを圧倒することになるだろうか。そしてそれはいつになるのだろうか。中国メディアの中華網はこのほど、中国は日本をあとわずか5年で完全に圧倒するだろうと主張している。

 記事はまず最初に政治面における中国と日本の差に言及。中国は国連常任理事国であるのに対し、日本はそうではないという点を指摘。そして日本は常任理事国になろうと「大量の資金をばらまいている」が、そうした努力も中国が反対票を投ずれば簡単に水泡に帰すと説明。さらに日本は米国の半植民地であると主張したうえで、独立した主権さえない日本が政治大国になろうというのは笑い話ですらあると論じた。

 現在の中国の国内総生産(GDP)はすでに日本の約2倍の規模に達しているが、2020年にはその差は約3倍にまで拡大すると主張。中国では現在、経済構造の転換が進んでおり、ハイテク製品の輸出額はすでに日本を超えていると指摘し、5年後にハイテク製品の輸出額は日本の2倍になるだろうと論じた。

 続いて記事は軍事面における中国と日本の力の差を説明。中国は第5世代ステルス戦闘機J-20の研究製造が終了、近い将来に実勢配備される予定であるのに対して、日本は実証機の初飛行を課題とするレベルであると指摘。また軍事予算についても中国は軽く1500億ドルを拠出できるのに対して、日本は500億ドル程度にとどまり、5年で5000億ドルの差は兵器の質と量において明確な差として現れると論じた。事実、中国の15年における軍事費は推定で2150億ドル(約23兆7175億円)に達し、日本の防衛費4兆9800億円に比べて圧倒的な開きがあることが分かる。

 記事は政治、経済、軍事面における中国と日本の差を説明することに加え、中国には現在、大国から強国へと変化する強力な流れの中にあるのに対し、日本は没落の流れにあると説明。こうした時代の潮流からも中国が日本をあと5年で完全に圧倒するのは十分あり得るという見方を示している。

 人類の歴史はずっと覇者でいられた国は存在しないことを明らかにしている。エジプト、ギリシャ、ローマ、英国などはこの事実の例証となっている。強大になっていく国にはその国民全体を生産的な事柄に突き動かす何らかの強い力が働いているものであり、またこの強い力を失うにつれて国は衰退してゆく。

 記事の内容は日本への憎しみに基づくものであり、分析の正確さには疑問符がつくが、記事が最後に指摘している栄枯盛衰の原則はどの国にも当てはまるものであり、栄枯盛衰は国民全体を発展へと動かす力がその国に存在しているかどうかに関係している。将来の中国と日本の力関係も、おそらくそれぞれの国にこうした力がどれほど働いているかに左右されると思われる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)