5日、韓国政府は中国の旅行会社に対して韓国か北朝鮮かの「二者択一」を迫っている。

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2016年4月5日、韓国紙・中央日報によると、韓国政府は中国の旅行会社に対して韓国か北朝鮮かの「二者択一」を迫っている。参考消息網が伝えた。

韓国政府は4日、中国の旅行会社に対して、北朝鮮の旅行商品を販売する場合、韓国のビザの申請代行業務を中断すると通知した。

駐瀋陽韓国総領事館は東北3省(黒竜江省、吉林省、遼寧省)の52の旅行会社に対し、4月18日から韓国のビザ申請代行業務を一時的に停止すると伝えた。これらの旅行会社の多くは北朝鮮と国境を接する遼寧省と吉林省にある。今後は北京や青島、大連などの大使館でも同様の措置がとられる見通しだ。

停止の理由は明らかにされていないが、関係者は「実質的には旅行会社に対して、韓国のビザ業務を行うのか、北朝鮮の旅行商品を販売するのかの二者択一を意味している」と話す。同関係者は「通知には一時停止と書かれている。つまり、北朝鮮の旅行商品の販売をやめればビザ申請業務を再開できるということだ」と指摘する。

韓国政府は中国からの観光客を押さえれば北朝鮮の外貨獲得のルートを断てると考えており、実質的な制裁措置の一環だとみられる。しかし、韓国政府関係者は「ビザの申請代行業務を行う旅行会社を解除する権限は韓国側にあるが、中国人の間には韓国政府が中国の民間企業の営業に関与することに対して不満の声が出てくるだろう。韓国政府は慎重に協力を求めなければならない」との声も聞かれる。

中国のネットユーザーからは、「中国の消費者を脅迫する度胸があるとはな」「韓国に行かなくても死ぬわけじゃない。やはり北朝鮮がいい」といった声がある一方、「北朝鮮に行ったら拉致されるかも。やっぱり韓国の方がいい」「韓国の強硬なやり方を中国も見習うべきだ」といった声が聞かれるなど、意見が割れている。(翻訳・編集/北田)