ふたつのサーカスが来日!迫力のライブ&食べ歩きも楽しい「野毛大道芸」が今年も開催

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すっかり春めいて絶好の散策日和なこのごろ。休日のおでかけにぴったりな横浜・桜木町駅の近くで、今年も2016年4月23日(土)・24日(日)の2日間にわたって「野毛大道芸」が開催される。

場所はJR桜木町駅から徒歩5分、京浜急行線日ノ出町駅からも徒歩5分ほどの「野毛本通り」をメイン会場に、周辺の「野毛柳通り」「野毛坂」、さらに今年から日ノ出町駅近くの「桟橋会場」も加わって、神出鬼没な“移動パフォーマー”に遭遇する楽しみも!

当日は歩行者天国になる通りそのものがステージになって、間近でパフォーマンスを楽しめるのも醍醐味。パントマイムにジャグリング、手に汗握る空中アクロバットやフェイスペインティングなど、多彩なパフォーマンスはどれも超一流のスゴ技揃い。

なかでも注目は、フランス「シルク・バロック」と、コロンビア「ファミリア・マルチネス」の世界で活躍するふたつのサーカス。「シルク・バロック」はシルク・ドゥ・ソレイユに代表される“アートサーカス”の旗手で、芸術性の高いアクロバティックを展開。対する「ファミリア・マルチネス」は父と息子たちによる伝統的ファミリーサーカスで、驚愕の足技に興奮すること間違いなし。
そもそも「野毛大道芸」が始まったのは1986年のこと。フランスでサーカス学校の講師などを務めたIKUO三橋さんと仲間たちが「町おこし」のために始めた大道芸が発端で、ヨーロッパではすでに根付いていた大道芸文化を日本に定着させるとともに、今ではすっかり横浜を代表する一大イベントに。今年でちょうど30周年を迎え、それを記念して毎年30組ほどのパフォーマーが倍近くの50組に増加。例年以上に盛り上がりそう!

「通りに15のステージが設けられて、ひとつのステージに2〜3組のパフォーマーが順番に登場します。パフォーマンス時間はひと組につき20〜30分。その間に30分程度の休憩を挟むので、ほかのステージに移動したり、パンフレットを見て興味を持ったパフォーマーを探したり。気ままに散策しながら、たくさんのパフォーマンスを楽しんでください」と、野毛大道芸実行委員長の田井さん。


住民を中心にしたボランティアで運営されているのも「野毛大道芸」の特徴。住民やその友人たちが数カ月前から看板の制作や物販の準備を行い、当日も交通整理などスムーズな運営に尽力。町の人たちが一丸となって取り組む“手作りの温かさ”にほっと癒されるのも、訪れた人たちをトリコにする理由。ちなみにボランティアは随時募集しているから、興味がある人は公式サイトから申し込んで。

半径250mに約500店もの飲食店がひしめく「飲み食いの町」でもある野毛の魅力を活かして、当日はそれぞれの店舗前で自慢の一品を販売する模擬店が並ぶのもお楽しみ。焼き鳥やモツ煮込みなど飲み屋街ならではのラインナップで、それらをビールとともにほお張りながら一流のパフォーマンスを楽しめる至福のシチュエーション。お腹が空いたらたくさんの店が立ち並ぶ「野毛柳通り」を訪れて、好みのフードを探してみて。