馬総統、蒋介石の台湾に対する貢献「否定させない」  没後41年

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(台北 5日 中央社)馬英九総統は5日、自身のフェイスブックを更新し、同日没後41年を迎えた元総統の蒋介石について、国家元首として1947年の「二・二八事件」で市民を武力弾圧したり、白色テロと呼ばれる強権政治を敷いた責任はあるとする一方、台湾にもたらした重要な貢献を否定することは許さないと語った。

馬総統は、近年台湾各地で起きている蒋介石像に対する落書きや破壊行為は「残念だ」とした上で、蒋率いる国民政府が抗日戦争に勝利しなければ、台湾の光復(日本統治の終結)はなく、学校教育の普及や地方選挙の実施を進めなければ、今日の自由と民主主義はなかったと功績を強調した。

また、台湾は「開かれた社会」になって久しく、蒋介石を批判しても構わないが、その貢献について見て見ぬ振りをしてはならないと指摘。問題は理性的かつ公平に捉えるべきだと述べた。

馬総統は同日、呉敦義副総統と共に、蒋介石の遺体が仮安置されている慈湖(桃園市)を訪問していた。

(劉麗栄/編集:杉野浩司)