台北・中山駅地下の書店街、複合商業施設に転換へ  来年予定/台湾

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(台北 5日 中央社)台北メトロ(MRT)は5日、中山駅と双連駅をつなぐ地下通路に設置している書店街を、複合商業施設に転換させる計画を発表した。時期は来年3月末の賃貸契約満了後を予定。書店街は利用客が少なく、数年にわたり赤字が続いていた。

顔邦傑総経理(社長)によれば、リニューアルに伴い、書店だけでなく新たに軽食店やカフェ、洗練されたデザイン商品の販売店などを誘致し、若者に人気の複合型書店「誠品書店」のような気品あふれる商業施設に生まれ変わらせる。リニューアル後の賃料収入は毎年1000万台湾元(約3400万円)余りの増加を見込む。

顔総経理は、書店街の周辺地域にデパートやカフェ、服飾店、美容院などが軒を連ねていることに触れ、観光客の多さを指摘。これらの人出を地下街に呼び込めればと期待を示した。

同社の事業部門担当者によると、同区域の地下街は2006年、行政の政策を受けてテナントが書店とクリエイティブ関連業者に限定され、書店街に変わった。賃料は1坪あたり月額877元(約2990円)という優待価格を設定。46店舗のテナント入居が可能だが、現在11軒分が空きスペースとなっており、近年では毎年数百万元の赤字が出ていた。リニューアル後は賃料を1坪あたり月額約2500元(約8510円)に値上げする予定。

(顧セン/編集:名切千絵)