4日、韓国ソウルの警察署内で38歳の女が警察官に硫酸を振り掛け、4人がやけどを負う事件が起こった。写真は韓国の警察施設。

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2016年4月4日、韓国ソウルの警察署内で38歳の女が警察官に硫酸を振り掛け、4人がやけどを負う事件が起こった。韓国・マネートゥデイなどが伝えた。

事件が起こったのは午前8時45分ごろ、ソウル冠岳警察署3階の廊下。「話がある」と警察署のサイバー捜査チームを訪問した女は、事務所に入るなり果物ナイフを取り出し、机を蹴りながら警察官に罵声を浴びせた。対応に当たっていた巡査部長(44)がナイフを取り上げ同僚3と共に女を廊下に連れ出すと、今度は持っていたかばんから魔法瓶を取り出し、巡査部長の顔を目がけて液体を掛けた。分析の結果、液体は濃度96%の硫酸と判明した。巡査部長は顔などに2度または3度の重いやけどを負い、止めようとした警察官3人も顔や手首などに軽いやけどを負った。

女は13年にストーカー被害を受けたとして元恋人を同署に告訴しており、この時から、今回被害に遭った巡査部長が女の相談に乗っていた。また、警察の調査の結果、女には被害妄想の症状があり、12年に不安感とうつ病の初期段階と診断を受けたことが分かっている。今回女が犯行に及んだのは、以前は相談相手となってくれた巡査部長が女からの執拗(しつよう)な相談や頼み事に困り、ついに話を聞いてくれなくなったことに腹を立てたためとみられている。

これについて、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「被害者の警察官がとにかく気の毒」
「精神病患者は病院に閉じ込めないと」
「うつ病だからって減刑されるのかな」

「硫酸なんかを使ってテロ行為をするこういう人間は、社会から永遠に隔離してほしい」
「硫酸や塩酸の販売を麻薬と同じように規制すべきだ」
「硫酸ってネットで買えるんだね。知らなかった」

「100回よくしてやっても1回話を聞いてやらないと硫酸をまく。被害妄想そのものだ」
「精神疾患の中でも被害妄想のある人は無条件で遠ざけた方がいい。なんてことのない相手の言動に極端に反応する病気だ」

「公権力が弱過ぎるから甘くみてこういうことをしでかすんだ。厳しく罰するべき」
「うつ病とか精神疾患とかで大目に見てやっては駄目。社会生活を送る人の中でうつ病にかかってない人なんて何人もいないよ」(翻訳・編集/吉金)