「詰め込み式教育」一辺倒の感がある中国の教育事情。昨今では、日本の学校教育制度や部活動などを紹介して、そのシステムや姿勢を賞賛する記事が目立つ。中国メディア・新華社は1日、日本では「徒歩10分で図書館に行くことができる」として、読書を支援する施設の充実ぶりを紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 「詰め込み式教育」一辺倒の感がある中国の教育事情。昨今では、日本の学校教育制度や部活動などを紹介して、そのシステムや姿勢を賞賛する記事が目立つ。中国メディア・新華社は1日、日本では「徒歩10分で図書館に行くことができる」として、読書を支援する施設の充実ぶりを紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本の多くの街ではいたる場所で図書館を見つけることができ、「子どもが読書を好きになるための重要な場所となっている」と紹介。その秘訣は地域の図書館が「1つの本館、多数の分館」というシステムを採用しており、「徒歩10分で行ける」状況を実現している点にあるとした。

 また、図書館には児童向けの図書コーナーが用意されており、「お話し会」もしばしば催されるなど、子どもが本に親しみやすい環境が整えられていること、館内の本は誰でも閲覧することができることなどを紹介した。

 さらに、図書館以外でも保護者や学校が児童の読書習慣を養う機会や環境づくりを重視しており、「カナを覚える前から、幼稚園で毎日読み聞かせが行われる」、「どこの学校にも図書室があり、児童はみんな利用できる」などと説明。街に書店や古本屋が多く、どの書店にも児童向け図書コーナーがある点も、子どもたちを読書に親しませる環境づくりに一役買っていることを伝えている。

 子どもの教育は、学校だけで行われるものではない。社会全体が健全な子どもを育んでいく環境でなければならないのだ。デジタル文化華やかなりし昨今、児童教育にもスマートデバイスが大いに活用されている。一方で、紙ベースの絵本や書籍を読むという行為にも良さがある。

 記事は「注目に値する点」として、盛んに閲覧や貸し出しが行われる図書が非常に清潔な状態を保っていることを挙げている。「図書館文化」は、本を読む習慣だけでなく、物を大切にする習慣を養ううえでも重要な役割を持っているのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)