4日、フィリピン・マニラで米比両軍による合同軍事演習「バリカタン」が始まった。同演習は南シナ海への進出を強める中国の動きを背景にしたものと思われ、米比両軍合わせ9000人とオーストラリア軍から約80人が参加し、15日まで演習が行われる。資料写真。

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2016年4月4日、フィリピン・マニラで米比両軍による合同軍事演習「バリカタン」が始まった。同演習は南シナ海への進出を強める中国の動きを背景にしたものと思われ、米比両軍合わせ9000人とオーストラリア軍から約80人が参加し、15日まで演習が行われる。環球時報が伝えた。

今回の演習について米比両国は「特定の国を念頭に置いたものではない」としているが、フィリピンの国際問題専門家は、「演習は南シナ海で影響力を拡大させている中国を念頭に置いたもので、演習で使用される兵器から判断すると領土防衛が演習内容と思われる。演習は米比の盟友関係の強化と『有事に備え中国に対抗する準備を整える』というシグナルを発している」と指摘している。

こうした見方は各国メディアで見られており、米軍事専門紙ディフェンス・ニュースは同演習が中国の存在を想定したものであると報じ、ロイターは「今回の演習には仮想敵から領土を奪還する内容も含まれており、中国を激怒させる可能性がある」と伝えている。(翻訳・編集/内山)