成長が緩やかになってきた中国経済だが、香港メディアの鳳凰網はこのほど、「落ち目の中国経済は困難から抜け出すため韓国から学ぶべき」と主張する記事を掲載し、韓国経済から学べる点について紹介した。(イメージ写真提供:123RF)

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 成長が緩やかになってきた中国経済だが、香港メディアの鳳凰網はこのほど、「落ち目の中国経済は困難から抜け出すため韓国から学ぶべき」と主張する記事を掲載し、韓国経済から学べる点について紹介した。

 韓国は朝鮮戦争後に急速な経済成長を遂げ、この経済成長は漢江(ハンガン)の奇迹とも呼ばれる。記事はそれが実現できた理由として「世界的な競争力を持つ産業を発展させ、独自ブランドがオリジナル商品を生産した」ことにあると分析。当時の朴正熙大統領がヒュンダイ、サムスンといった財閥を支持することで発展の基礎を築いたと論じた。

 記事はまた、韓国も中国が5カ年計画を制定しているのと同じように「段階的な目標を設定してきた」と紹介。教育、社会のセーフティネットワークの構築、生産力の向上、腐敗撲滅に投資してきていると指摘したうえで、「韓国が成功した本当の秘密は人材投資にある」と主張、経済発展が緩やかになり、収入の伸びが鈍化し、外資が続々撤退している中国は韓国に学ぶべきだと論じた。

 韓国は経済発展を遂げるうえで、産業の重点を軽工業から重工業と鉄鋼、造船、大型機械、電子産業へと順に発展させ、労働集約型産業から知識集約型産業へと順に移行していった。これらの発展段階において、韓国政府は税制などの優遇策を提供し、協力したことが成功につながった。

 この点、中国の空港、橋、道路、ダム、インターネットといったハードの分野は世界的に進んでいるものの、イノベーションが求められる産業やサービス業における雇用創造ができていない。記事は、その大きな障害となっているのが「政策に保護されて改革を阻む国営企業だ」とこき下ろした。さらに韓国の成功例は中国にとって大いに参考になるとしたうえで、韓国経済が現在直面している弱点も、中国が反面教師として回避するうえで役立つと結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)