4日、澎湃新聞網は2日に起きた高速道路での多重事故をめぐり、ドライバーや歩行者のマナーに警鐘を鳴らす社説を掲載した。写真は中国の道路。

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2016年4月4日、澎湃新聞網は2日に起きた高速道路での多重事故をめぐり、ドライバーや歩行者のマナーに警鐘を鳴らす社説を掲載した。

中国では2日午後、上海市と江蘇省南京市を結ぶ高速道路で50台以上の車がからむ多重事故が発生し、3人が死亡した。社説は、世界保健機関(WHO)の2015年の発表として「中国の2013年の交通事故による死者は26万1367人に達した」と紹介し、2日の事故は社会に衝撃を与えたものの、無数の事故の中の一例に過ぎないと指摘。その上で、「車社会は本当に恐ろしいものなのか?」と日本のデータを示しつつ疑問を投げ掛けた。

警察庁の統計によると、日本全国で2015年に交通事故で亡くなった人は4117人で、このうちの2247人が65歳以上の高齢者だった。社説は「日本の人口は中国の約10分の1。2012年3月時点の自動車登録台数は4800万台で、1世帯当たりの平均保有台数は0.93台だった」「中国の自家用車保有台数(2015年時点)は1億2400万台、100世帯当たり31台を持っている計算」と紹介し、「日本の状況を見ると『車社会の到来イコール交通事故の多発』にはならないことが分かる」と指摘。中国で毎年2000万〜3000万人の新人ドライバーが路上に出ることで「確かにリスクは高まる」としながらも、交通事故が繰り返し発生する主な原因としてドライバーのルール違反や歩行者の信号無視、設備の不適切な設置など人為的な問題を挙げた。(翻訳・編集/野谷)