4日、香港で学生の自殺が問題となっている。写真は香港。

写真拡大

2016年4月4日、香港・中国通訊社によると、香港で問題となっている学生の相次ぐ自殺をめぐり、カウンセリング団体の責任者が「人の感情を左右しやすいもの」として天気の極端な変化と競争によるプレッシャーを挙げた。

香港では新学期が始まった昨年9月から今年3月上旬にかけて、学生による自殺が20件も起きている。香港災後心理輔導協会の杜永政(ドゥ・ヨンジョン)氏は1月に記録的な雨量があったことや気温の変化が激しかったことなどを挙げ、「雨降りの日に人は落ち込みやすくなり、嫌なことが起こると消極的になる」と説明。「気分がどん底に沈んだ時に問題を解決する方法として自殺を思い付きやすい」と述べ、さらに香港の生活リズムの目まぐるしさを挙げた。

同氏は「香港は世界で最も時間に追われる都市の1つ。土地は狭く、人口密度は高い。人々は幼い頃からさまざまな競争を余儀なくされ、生活上のプレッシャーも大きい」と語り、悩みを取り除く方法として最も有効な方法はカウンセラーに相談することと指摘する一方、「香港では多くの人が相談に抵抗感を持っている」と述べた。自殺率の低いフィリピンやネパールの人々は風邪を引いた時と同じ感覚で相談に訪れるが、これとは対照的な日本では自殺率が相対的に高いと説明した。(翻訳・編集/野谷)