Inc.:今から試験を受ける、もしくはパソコンの前に座って1日中企画を立てたり、大事なクリエイティブな仕事をしなければならないとします。そんなときは何を着たほうがいいと思いますか? データをコツコツと更新したり、難しい分析の仕事をするときはどうでしょう? 友だちも猫も、あなたが何を着ようとどうでもいいと思っています。スウェットを着ようが、スーツでビシッと決めようが誰も気にしません。

しかし最近、「着ているものが着ている人のパフォーマンスに影響を与えるかどうか」をテーマにした研究があったと「Nautilus」のCody Delistratyの記事にありました。その研究によると「何を着るかが試験の成績に影響する」とDelistratyは報告しています。これは学生だけでなく、誰にでも関わる面白い研究結果なので、詳しく紹介しましょう。

クリエイティブになりたいならフォーマルで


この研究チームを率いた、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校の心理学者Abraham M. Rutchickは、60人の学生に比較的フォーマルな洋服を着てもらい、それから抽象的もしくは具体的に考える傾向があるかを調べるテストを受けてもらいました。

Delistratyは「Rutchickは、比較的フォーマルな格好をした被験者は、そうでない被験者よりも抽象的な答えを選ぶ傾向があることを発見した」と言っています。そのあとの実験では、被験者に洋服を着替えてもらい、抽象的な思考とフォーマルな格好に相関関係があるのかを確認しました。

このことは現実世界にどのように応用できるでしょうか? 抽象的な思考が必要となる作業、国語や文系の試験、ブレインストーミングの会議などは、きちんとしたフォーマルな格好のほうがよさそうです。


集中したいときはカジュアルで


しかし、正確さが要求されたり、分析的な作業をする時には違います。Delistratyは、Rutchickの言葉を引用して「理数系、工学系の試験では、フォーマルな格好をすると、そうでない人よりも成績が悪くなるだろう」と言っています。同じように、職人やスポーツ選手など、具体的に手を動かしたり、形のあるものを生み出す人も、フォーマルではなくカジュアルな格好のほうがいいです。

ほかの人と自分の格好を比べたりして、フォーマルな格好に違和感を感じていると気が散ってしまうので、「目の前の仕事に集中したいのであれば、ドレスアップするのではなく、カジュアルな格好をした方がいい」とその記事にはありました。それに、スーツでサッカーをしてたら馬鹿みたいですよね。


New Study: What You Wear Affects How You Think|Inc.

Jessica Stillman(訳:的野裕子)
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