脱「スメハラ」! 靴の臭い対策はコレで

写真拡大

執筆:磯部尚美(ハーバルセラピスト)

最近耳にするようになった「スメハラ」=smell harassment。
「臭いで他人に不快な思いを与えてしまう」ことです。

もしかしたら、あなたも自分が気づかないところで周囲の人に不快感を与えているのかもしれません。

これからの汗ばむ季節は、靴の臭いが気になりますよね。日本人は靴を脱ぎます。お客様をはじめに迎える玄関で、靴から悪臭が放たれていたとしたら…考えただけでもちょっと嫌ですね。
嗅覚は五感の中でもっとも原始的で本能的な感覚だといわれますので、瞬間的に快・不快のイメージが決まる可能性があります。

同じ場所にいると嗅覚は慣れてしまいがちなので、そこにずっと住んでいる家主は気がつかないことも。それに比べ、外から入ってくるお客様は敏感です。

そんな気になる靴の臭い対策には、
アロマオイルを使った方法が有効です。以下から詳しくご紹介しましょう。

靴の臭いの原因ってなに?


靴の臭いの原因とは何でしょうか。
ふだん私たちは足と靴とがぴったり密着していて、蒸れやすい状態ですね。

ジメジメを好むのは微生物たちです。不快な臭いの正体はいわゆる雑菌臭です。
足は大量に汗をかきやすく、多湿になりやすいため、雑菌の繁殖しやすい状態なのです。

抗菌力のある精油をつかって雑菌対策


アロマオイルがあれば、難しい材料を色々そろえなくても手軽につくれます。アロマオイル=精油は植物の脂溶性成分の濃縮したエキス。

抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用などは、カビや病原菌から自らを守るために、植物が本来持っているもの。
この成分を利用して、靴の中の環境を整え、臭いの元に働きかけます。

この揮発性の香り成分は、自律神経系やホルモン系、免疫系を調整して、私たちの身体のバランスも整えてくれます。

とっても簡単!シューズキーパーをつくってみましょう


アロマオイルさえ用意すれば、ストッキングの台紙などの型紙を使って作る芯、はかなくなった靴下などを使い、手軽につくれるシューズキーパー。

汚れが気になったら芯は交換、靴下も洗濯できて衛生的です。
使用する精油は抗菌作用のある、レモングラス、ユーカリ、ティートゥリー、ペパーミントなどがおすすめです。

<材料 /靴一足分>
靴下 もしくはレッグ(アーム)ウオーマー 1ペア
かた紙を筒状にしたもの2本 トイレットペーパーやキッチンペーパーの芯でも
精油(エッセンシャルオイル100%) 5滴(0.5ml程度)
リボンまたは紐やゴム

<つくりかた>
1.筒状にしたかた紙(芯)の内側に、精油を数箇所に分けてバランスよく垂らす。
2.靴下に精油の垂らした芯を入れる。
3.靴下の端をリボンや紐、ゴムなどで縛ってとめて、できあがり。

※アロマオイルはハーブ専門店などで販売されている100%天然のエッセンシャルオイルを選ぶようにしてください。
※オイルは引火の可能性があるので取り扱いに十分注意してください。
※有効成分の濃縮したエッセンシャルオイルは、お子様の手の届かない冷暗所で保管し、原液が皮膚についたり、目に入らないよう注意してください。

靴の湿気対策には重曹を


靴の中はジメジメしやすい環境なので、菌の繁殖を予防するのに除湿対策も重要です。きれいに洗って日光消毒をしたり、陰干しや玄関の通気を心がけることも大切でしょう。

さらに靴の除湿効果を高めるのに、重曹を用いるのもおすすめです。

しばらく履かない靴の保管や、湿気の多い季節には、重曹をキッチンペーパや布でくるんで縛り、トイレットペーパーの芯の中に入れてから精油を垂らして靴下に詰めれば、余分な湿気を吸収してくれるシューズキーパーの完成!
カビの予防にもなって重宝します。

靴の雑菌対策のうらわざ


洗えない革靴を長時間履いた後や、思春期の子どものスポーツシューズなど、悪臭が気になることはありませんか?
そんなときに試してほしい裏技があります。

それは精油を使った消臭対策。おすすめはレモングラスです。
精油を数滴垂らしたコットンを靴の中に入れてから、スーパーなどのビニール袋に入れて縛り、一晩おくと・・・レモングラスに含まれる抗菌成分が、靴の中の雑菌に直接作用して滅菌効果を発揮してくれます。

⚫️執筆者プロフィール:
磯部尚美(いそべなおみ)
東京都生まれ。JAMHA認定ハーバルセラピスト。JATA認定ハーブティーソムリエ、ハーブセラピスト。日本園芸協会認定ハーブコーディネーター。植物療法を生活に取り入れ、その薬理作用を実感してハーブを学ぶ。現在三人の男児を育児中。美容や健康維持のためのハーブ療法について研究。優しく寄り添ってくれる植物との共生を感じながら「植物の癒しの力で美しく健康に」をコンセプトにしている。