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企業向けITサービスおよび業務受託サービスを展開するシーエーシーと医療機関を対象に心電図解析事業を展開するモリーオは4月4日、共同出資により、医療データのクラウドサービスを手がける新会社としてエムハートを同月1日に設立したと発表した。新会社はシステムの開発、各種認可の取得、心電図解析ソフトの薬事承認などを経て年内にもサービス提供の開始を予定している。

CACは年金、医療、介護など社会保障領域の課題解決に貢献する事業に注力しており、特に医療分野では健康寿命の延伸が医療費の削減と社会保障の充実した豊かな社会創りにつながると考え、予防医療の普及に貢献するITサービスの事業化に取り組んでいる。

一方、モリーオは、循環器専門医および通信技術者で構成される岩手医科大学発のベンチャー企業。研究開発型企業であることから、現業の心電図解析事業に留まることなく、身近、手軽に心電図検査が受診できる社会の実現を理念に掲げ、国際標準規格(MFER規格)に則った新型の心電計システムの開発に取り組んでいる。

新会社は心電図解析のクラウド型プラットフォームを構築し、利便性の高い解析サービスを求める医療機関と読図の専門知識・スキルを持った解析医師・技師をネットワークでつなぎ自動解析ので技師によるデータ解析、医師による所見レポートの提供など、データの内容や医療機関の求めに応じ、異なるレベルのサービスを提供。 取り扱うデータはMFERに準拠しており、国内外の心電計メーカーの参加を計画している。

また、新会社のサービスを利用する医療機関は、クラウド上の解析ソフトをランニング費用のみで利用でき、MFER準拠の複数の心電計を選択するメリットが得られるという。また、低価格、即応性、専門医の支援、および国際標準規格を備えたサービスの特徴を活かし、国内では、これまで心電図検査を導入していない中小医療機関への普及拡大と、海外では日本の高品質な医療サービスの輸出に向けた事業展開を行う方針だ。

(岩井 健太)