女性器は想像以上にデリケート。ちょっとした不調にも反応することが多いのです。しかし「何か変」と感じても人にも聞きにくいし、病院に行くのもためらってしまいがち。今回は婦人科系の病気とその症状についてまとめてみました。

おりものの量や色がいつもと違って不安……

生理から10日〜14日後くらいに起こる排卵時には、妊娠しやすくするために白くどろっとしたおりものが多くなることもあります。酸っぱい臭いがきつくなることもありますが、痒みなどがなく数日で治まるようなら大丈夫。おりものは空気に触れると黄色っぽく見えることもありますが、明らかに黄色〜緑色のおりものが出て酷い痒みや痛みがある場合はトリコモナス膣炎の可能性があります。これはトリコモナス原虫の寄生によって起こる性感染症。まれに衣類やタオル、浴槽の縁でも感染します。10日ほどの内服か膣錠で治るので、すぐに婦人科を受診しましょう。パートナーも感染している可能性があるので同時に治療を行うのが好ましいです。

おりもの(アソコ)が臭う気がする……

おりものはもともと無臭に近いものですが、時間が経ったり体調の変化で酸っぱい臭いがすることもあります。膣は通常酸性に保たれているため、酸っぱい臭いになるのです。気になる人はおりものシートを使ったり、デリケートゾーン用の石鹸で洗うと良いでしょう。ビデやボディソープで洗い過ぎると、必要な菌まで落としてしまい、逆に細菌に弱くなってしまうので注意しましょう。生臭い、魚が腐ったような臭い、甘さの感じる腐敗臭がする場合、細菌性膣炎の疑いがあります。これは性感染症ではなく、膣内のバランスが傾いて細菌が繁殖してしまうために起こる病気。こちらも膣洗浄と内服で治るので婦人科を受診しましょう。

専用せっけんを使用し、膣内を酸性に保つことが大切!

膣内は乳酸菌(デーデルライン桿菌)によって酸性に保たれています。酸性であることで、細菌や雑菌から膣や子宮を守っているのです。しかし、洗い過ぎたり頻繁な性行為で膣内のPH(ペーハー)が傾くと、嫌気菌が増えて腐敗臭や灰色っぽいおりものが発生します。また、膀胱炎とも密接に関係していて、膀胱炎と細菌性膣炎を繰り返す人も少なくありません。普通のボディウオッシュだと膣内とその近辺の常在菌を落とし過ぎてしまい逆に臭いの原因になることも。デリケートゾーン専用のソープが多数販売されるようになったので是非取り入れてくださいね。

カンジダや膣炎を繰り返す場合は、細菌を殺す薬を使うよりも乳酸菌を多く摂ることで健康な膣環境になることもあるので、試してみる価値はあります。ただし、症状がある時には素人判断ではなく婦人科を受診しましょうね。


writer:しゃけごはん