ついに一般向けの出荷が始まったVRヘッドセット「Oculus Rift」は、2014年に約2000億円でFacebookに買収され、開発が続けられてきましたが、Oculus Riftに登録した情報が勝手にFacebookに送信されていることが明らかになっています。

Oculus Rift Software Constantly Sends Info to Facebook | Digital Trends

http://www.digitaltrends.com/virtual-reality/oculus-rift-facebook-privacy/

Oculus 'Always On' Services and Privacy Policy May Be a Cause for Concern - UploadVR

http://uploadvr.com/facebook-oculus-privacy/

OculusがFacebookに買収された当時から、ユーザーのプライバシー情報をどのように扱うのかという懸念が報道されていました。2016年3月にいよいよOculus Riftが一般向けに出荷され始め、プライバシーに関する不安がさらに高まっています。

そこでOculus Riftを手に入れたユーザーが実験を行ったところ、Oculus Riftを操作するためのソフトウェア「Oculus Home」をPCにインストールすると、「OVRServer_x64.exe」というファイルがOculus Riftの動作を監視して、電源オン時にOculus RiftのデータをFacebookのサーバーに送信していることが判明したとのこと。OVRServer_x64.exeはOculus Homeを起動していない間も動作していて、毎秒7MBの通信が行われているそうです。



「Oculus Homeがバックグラウンドで動作し続けて、Oculus Riftの情報をFacebookのサーバーに送るという」機能の存在は、Oculus Riftのプライバシーポリシーには明記されていません。プライバシーポリシーには、「ユーザーの使い方によっては、Facebookが情報を収集することがある」とだけ書かれていますが、テクノロジー系ニュースサイトのDigital Trendsは「Oculus Riftで遊んだゲームやコンテンツ、アプリ、さらにはIPアドレスや、デバイスの種類、GPSに基づく位置情報、Wi-fiネットワーク、携帯電話基地局、ヘッドセットを装着した際の体の動きや方向、といったありとあらゆる情報が収集されている可能性がある」と報じています。

Facebookは、「サードパーティー製アプリもユーザーの情報を収集することは可能」とコメントしており、収集したOculus Riftの情報は、Oculusのアカウント作成やユーザー間のコミュニケーション、ユーザーエクスペリエンスの向上のためなどに使われる見込み。同時に、Facebookがユーザーの好みに合わせた有料コンテンツの広告を出すために情報を利用するのではないか、とも考えられています。なお、Oculusはこの件について公式なコメントを控えています。