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タイププロジェクトは4日、フォントデザインの確認ツール「Drop&Type(ドロップ アンド タイプ)」を発売した。価格は1ライセンス 2,500円(学校法人での購入の場合は、特別価格1ライセンス2,000円で提供)。

「Drop&Type」は、Adobe Illustratorで作成した文字のアウトラインデータを専用シートに入れ、同ソフト上にドロップするだけで、OpenTypeフォントフォーマットの試作フォントを生成できるというもの。

これにより、たとえば「デザイナーが、クライアントのために専用文字を数十文字だけ制作する」、または「特定のプロジェクトのためにオリジナルフォントを制作する」場合などに、制作中の文字デザインの使用感を、試作フォントとして確認することが可能になる。

同ソフトで一度に生成できる文字数は280字まで、生成時間は約30秒。StdNの範囲(Adobe-Japan1-3プラスJIS2004字形)までの文字種から、和文および欧文の全角(正方形枠)の280字を任意に選択して生成することができる。生成した試用フォントは商用利用可で、無料での配布も可能だ(※ただし販売不可)。同ソフトには使用感を実感するためのサンプルシート(仮名約物193字、漢字80字を収録)を同梱されているが、これを用いて生成したフォントはこれらの無料配布・商用利用の範囲には含まれない。

対応OS・ソフトはAdobe Illustrator CS5以上がインストールされたMac OS X 10.6.0以上、生成ファイルはOpenTypeフォント(ヒント情報は含まない)、生成対応字幅は和文/欧文ともに全角(正方形枠:縦横共に同じ文字送り)に対応(※プロポーショナル幅には非対応)、横書き・縦書きの両方に対応する。

タイププロジェクトの代表取締役社長 鈴木功氏は「弊社では、新しいデザインの文字が100文字ほど揃ったら自社ツールでフォント化して確認しています。試作フォントとして使用することで、デザインの方向性を確認するとともに修正点にも気づくことができるので、全体的なフォント開発時間の短縮を実現しています。弊社がコーポレートフォントや都市フォントの制作過程で利用実績を積んできた『Drop&Type』を、広くデザイナーや学生の皆さんに使っていただくことで、フォント制作の拡大やユニークなフォントの発表につながることを期待しています。そして、微力ながら日本語書体の活性化に貢献できれば幸いです」と述べている。