日本を訪れる中国人旅行客の経済効果は非常に大きい。観光庁によれば、中国人旅行客の1人あたり旅行支出は28万3842円に達し、日本滞在中における消費額は1兆4174億円に達した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人旅行客の経済効果は非常に大きい。観光庁によれば、中国人旅行客の1人あたり旅行支出は28万3842円に達し、日本滞在中における消費額は1兆4174億円に達した。

 今日において、中国人旅行客を受け入れることは大きな経済効果が得られることを意味するが、それは日本だけでなく韓国も同様だ。だが、中国メディアの環球網はこのほど、韓国メディアの報道を引用し、「中国人の出国数は急増しているが、中国人は日本やタイに向かい、韓国には訪れない」と伝えた。

 記事は、韓国メディアの報道を引用し、国際旅行見本市(ITB)の予測として2016年における世界の旅行市場の成長率は4.4%に達する見込みで、経済協力開発機構(OECD)が予測する世界経済の成長率を上回ると紹介。旅行市場の成長をけん引するのはアジア太平洋地域であるとし、そのアジア太平洋地域の成長をけん引する国こそ中国だと伝えた。

 さらに、2005年の中国の出国者数はわずか3000万人だったが、10年には5700万人に達し、15年には1億2000万人に達したと紹介。成長著しい中国のインバウンド取り込みに向け、多くの国がしのぎを削っている状況にあることを伝え、今後はさらに多くの中国人が海外旅行を楽しむようになる見込みで、今後の中国の最大の輸出品は「モノ」ではなく、観光客としての「中国人」となると報じた。

 一方で記事は、中国人旅行客の出国が増える一方で、韓国の旅行市場は冷え込んでいることを指摘。MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスの感染拡大といった不運もあったものの、「増え続ける中国人旅行客は韓国ではなく、日本に向かっている」と主張。査証発給要件の緩和や免税品目の拡大といった政策のほか、円安の追い風を受けた日本が中国人旅行客の受け入れを拡大する一方で、韓国は日本に中国人旅行客を奪われ続けているとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)