いつまでも脳年齢を若々しく保ちたければ、エレベーターを使わず階段を登るのが一番という研究をカナダのコンコルディア大学のチームがまとめ、国際加齢神経学誌「Neurobiology of Aging」の2016年4月号に発表した。

1日に上る階段が1階分多いと、脳年齢は半年分以上若返るそうだ。

同大のジェイソン・ステフェナー教授は、「勉強」と「運動」が脳年齢に与える健康効果を調べるため、非常に単純化したアプローチを行なった。勉強量をその人の「学歴」(教育期間の長さ)、運動量を「毎日登る階段の数」で計算、19〜79歳の健康な男女331人を対象にMRI(磁気共鳴画像法)検査で生理学的な脳年齢を調べ、「勉強」と「運動」との関連を比較したのだ。

その結果、学歴が高い人、階段を多く利用する人ほど脳年齢が若いことがわかった。具体的には、教育期間が短い人に比べ、1年長くなるにつれ脳年齢が1歳若くなった。また、1日に登る階段の数が少ない人に比べ、1階分多くなるにつれ脳年齢が半年以上若くなった。

ステフェナー教授は「階段を登るという簡単な方法で脳を若く保つことができるのです。高齢者も街中や駅ではエレベーターを使うのはやめましょう」と呼びかけている。